特許
J-GLOBAL ID:200903072875716162

伸縮性織物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 奥村 茂樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-135392
公開番号(公開出願番号):特開平6-322661
出願日: 1993年05月12日
公開日(公表日): 1994年11月22日
要約:
【要約】【目的】 優れた伸縮性,ふくらみ感及び絹様風合等を有する伸縮性織物の製造方法を提供する。【構成】 潜在捲縮性複合型異型ポリエステル系繊維Aと、この繊維Aよりも沸水収縮率が5%高い潜在捲縮性複合型異型ポリエステル系繊維Bとを混繊した異収縮混繊糸条を、経糸として準備する。繊維A及びBの断面形状は、異型度Pが1.5〜3.0である。繊維Aは沸水30分処理後の捲縮率が15%以上であり、繊維Bはこの捲縮率が20%以上である。異収縮混繊糸条は、撚係数Kが10000未満のものである。一方、撚係数Kが10000〜25000のポリエステル系強撚糸条を、緯糸として準備する。この両糸条で製織された織物に、アルカリ減量処理を施し、5〜40%減量する。減量後の織物に染色仕上加工を施す。染色仕上加工の条件は、湿熱100°C以上の温度が与えられる条件とする。この染色仕上加工によって、目的とする特性を有する伸縮性織物が得られるのである。
請求項(抜粋):
断面が下記(1)式で示す異型度Pを満足する三葉形状であって、沸水30分処理後の捲縮率が15%以上の捲縮性能を有する潜在捲縮性複合型異型ポリエステル系繊維Aと、断面が下記(1)式で示す異型度Pを満足する三葉形状であって、沸水30分処理後の捲縮率が20%以上の捲縮性能を有すると共に、該繊維Aよりも沸水収縮率が5%以上高い潜在捲縮性複合型異型ポリエステル系繊維Bとが混繊されてなり、且つ下記(2)式で示す撚係数Kが10000未満のポリエステル系異収縮混繊糸条と、下記(2)式で示す撚係数Kが10000〜25000のポリエステル系強撚糸条とを用い、いずれか一方の糸条を経糸とし他方の糸条を緯糸として織物を製織し、次いで該織物にアルカリ減量処理を施して、該織物を5〜40%減量し、その後該織物に湿熱100°C以上の温度が与えられる条件で染色仕上加工を施して、この際、該織物を構成している潜在捲縮性複合型異型ポリエステル系繊維A及びBを収縮させると共に捲縮発現させることを特徴とする伸縮性織物の製造方法。記1.5≦P≦3.0.........(1)[但し、Pは三葉形状の外接円と内接円の直径の比を表わす。]T=K(1/D1/2).........(2)[但し、Tは糸条の長さ1m当たりの撚数を表わし、Dは糸条のデニール数を表わす。]
IPC (6件):
D06M 11/38 ,  D01F 8/14 ,  D03D 15/00 ,  D03D 15/04 102 ,  D06C 29/00 ,  D06M101:32

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