特許
J-GLOBAL ID:200903072879078934

飛灰からの重金属回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 丸岡 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-170652
公開番号(公開出願番号):特開2001-348627
出願日: 2000年06月07日
公開日(公表日): 2001年12月18日
要約:
【要約】【課題】 銅、亜鉛、鉛等重金属と共に塩素とフッ素を含む飛灰から塩素とフッ素の少ない製錬原料用重金属を低コストで回収できる方法を提供する。【解決手段】 飛灰をリパルプした後、水酸化ナトリウム等でpH13以上のアルカリ域で浸出する(アルカリ浸出工程)。そのアルカリ不溶解残渣をリパルプ後鉱酸浸出し、得られた鉱酸浸出液を、アルカリ浸出液に添加してアルカリ中和を行い、殿物として塩素とフッ素を含まない重金属含有産物(銅亜鉛・鉛産物)を回収し製錬用原料とする。アルカリ中和液からは、pH調整のみによりフッ化アルミニウム態で含フッ素アルミ殿物を除去することができる。鉱酸浸出残渣は溶融炉等に戻すことによりフラックスとして再利用することができる。前記鉱酸浸出液の酸中和処理と前記アルカリ浸出液のアルカリ中和処理を並行して行い、品位の高い銅亜鉛産物と鉛産物を別個に回収することもできる。
請求項(抜粋):
焼却炉、溶融炉またはセメントキルンから発生し、銅、亜鉛または鉛のうちの少なくとも1種の重金属を含み、かつ塩素とフッ素のうちの1種以上を含む飛灰からの重金属回収方法であって、飛灰に水およびアルカリ性薬剤を添加してpH13以上とし、アルカリ浸出液とアルカリ不溶解残渣を得るアルカリ浸出工程と、該アルカリ浸出工程から濾別されたアルカリ不溶解残渣を水でリパルプした後、鉱酸を添加してpH2〜5に調整し、鉱酸浸出液と鉱酸不溶解残渣を得る鉱酸浸出工程と、前記アルカリ浸出工程からのアルカリ浸出液に前記鉱酸浸出工程からの鉱酸浸出液を混合してpH10〜13のpH域において中和し銅、亜鉛または鉛のうちの少なくとも1種の重金属を含む重金属含有産物とアルカリ中和液を得るアルカリ中和工程とからなることを特徴とする飛灰からの重金属回収方法。
IPC (8件):
C22B 7/02 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 ,  C01F 7/50 ,  C22B 3/44 ,  C22B 13/00 ,  C22B 15/00 ,  C22B 19/00
FI (8件):
C22B 7/02 B ,  C01F 7/50 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 304 G ,  C22B 3/00 Q ,  C22B 13/04 ,  C22B 15/08 ,  C22B 19/24
Fターム (25件):
4D004AA37 ,  4D004AB03 ,  4D004AB06 ,  4D004AB08 ,  4D004BA05 ,  4D004CA34 ,  4D004CA35 ,  4D004CA40 ,  4D004CB09 ,  4D004CB34 ,  4D004CC12 ,  4G076AA05 ,  4G076AB28 ,  4G076BA25 ,  4G076BA26 ,  4G076BE11 ,  4K001AA09 ,  4K001AA20 ,  4K001AA30 ,  4K001BA14 ,  4K001CA02 ,  4K001DB02 ,  4K001DB07 ,  4K001DB08 ,  4K001DB23

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