特許
J-GLOBAL ID:200903072927264966

車両用ブレーキペダル装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-032088
公開番号(公開出願番号):特開2000-229559
出願日: 1999年02月10日
公開日(公表日): 2000年08月22日
要約:
【要約】【課題】 車両用ブレーキペダル装置において、通常使用時における操作性及び信頼性と、車両の正突時における乗員保護性能との両立を可能とする。【解決手段】 ブレーキペダル1が第1の揺動位置と第2の揺動位置の間で揺動変位する場合においては、第1の支点ピン31と第2の連結ピン34とが、第2の支点ピン32と第1の連結ピン33とを結ぶ直線を挟んでその両側に位置する一方、第1のリンク2が揺動せしめられる時には、上記第2の連結ピン34が上記直線に対して第1の支点ピン31と同じ側に位置するように構成する。この結果、正突時には、上記ブレーキペダル1が「第2の揺動位置」から「第1の揺動位置」側へ移動するに止まらず、さらに反転して「第1の揺動位置」から「第2の揺動位置」側に移動し、乗員の足にかかる反力による影響が軽減される。
請求項(抜粋):
車体前後方向へ揺動自在に第1の支点ピンにより車体側に支持され、その一端側への踏み込み力の非作用時には第1の揺動位置に、踏み込み力の作用時には該踏み込み力の大きさに対応して上記第1の揺動位置と該第1の揺動位置よりも車体前方寄りに設定した第2の揺動位置との間において位置設定されるブレーキペダルと、車体前後方向へ揺動自在に第2の支点ピンにより車体側に支持された第1のリンクと、その一端が第1の連結ピンにより上記ブレーキペダルの他端に連結されるとともにその他端が第2の連結ピンにより上記第1のリンクの一端に連結された第2のリンクと、上記ブレーキペダルの操作方向前方側において車体側に固定されるとともにコントロールロッドが第3の連結ピンにより上記第1のリンクの他端に連結されたマスターシリンダとを備え、上記ブレーキペダルが第1の揺動位置と第2の揺動位置の間で揺動変位する場合においては上記第1の支点ピンと上記第2の連結ピンとが、上記第2の支点ピンと上記第1の連結ピンとを結ぶ直線を挟んでその両側に位置する一方、上記マスターシリンダが車体側への取付位置よりも車体後方側へ所定量以上に移動した時には該マスターシリンダの変位を受けて上記第1のリンクが揺動し上記第2の連結ピンが上記直線に対して上記第1の支点ピンと同じ側に位置するように構成されたことを特徴とする車両用ブレーキペダル装置。

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