特許
J-GLOBAL ID:200903072997015572

流体封入式筒形防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笠井 美孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-210297
公開番号(公開出願番号):特開2001-032877
出願日: 1999年07月26日
公開日(公表日): 2001年02月06日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 軸直角方向に入力される複数の周波数域の振動と、軸方向に入力される振動との、何れに対しても、流体の流動作用に基づく有効な防振効果が発揮される流体封入式筒形防振装置を提供すること。【解決手段】 インナ部材12とアウタ部材14の間に、第一のオリフィス通路80で連通された一対の第一の流体室78と、第二のオリフィス通路84で連通された一対の第二の流体室82を、同じ軸直角方向で対向位置するように、軸方向に並べて形成すると共に、それら第一の流体室と第二の流体室を仕切る壁部分を、軸方向に延びる変形容易な弾性隔壁86とし、且つ、第二の流体室を外部空間から仕切る壁部分を、変形容易な弾性外壁88とした。そして、第一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路に異なるチューニングを施すようにした。
請求項(抜粋):
インナ部材の径方向外方に離間してアウタ筒部材を配設すると共に、それらインナ部材とアウタ筒部材の間に筒状の本体ゴム弾性体を介装して両部材を弾性的に連結する一方、それらインナ部材とアウタ筒部材の間に、非圧縮性流体が封入された複数の流体室と、それらの流体室を連通するオリフィス通路を形成した流体封入式筒形防振装置において、前記複数の流体室として、前記インナ部材を挟んで同じ径方向で対向位置せしめられた一対の第一の流体室と一対の第二の流体室を、該インナ部材の軸方向に並べて形成すると共に、前記オリフィス通路として、該一対の第一の流体室を互いに連通する第一のオリフィス通路と、該一対の第二の流体室を互いに連通する第二のオリフィス通路を形成して、それら一対の第一の流体室および第一のオリフィス通路と一対の第二の流体室および第二のオリフィス通路とによって、互いに独立した二つの流体封入領域を形成する一方、前記第一の流体室の少なくとも一部を、前記第二の流体室の内周側または外周側において軸方向に延び出させて、それら第一の流体室と第二の流体室の間に、前記インナ部材と前記アウタ筒部材の間を略軸方向に延びる変形容易な弾性隔壁を形成すると共に、該第二の流体室を外部空間から仕切る外部壁の少なくとも一部を変形容易な弾性外壁としたことを特徴とする流体封入式筒形防振装置。
Fターム (5件):
3J047AA06 ,  3J047CA06 ,  3J047CD02 ,  3J047DA01 ,  3J047FA04

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