特許
J-GLOBAL ID:200903073024360647

斜板式2速液圧モータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有我 軍一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-164961
公開番号(公開出願番号):特開平8-028434
出願日: 1994年07月18日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】【目的】 斜板背面部をケーシング内壁面に面接触状態で着座させる一方、傾転時には斜板の着座面交差線とケーシング内壁面とを接触させないようにして、安定した行程容積を保ち得る斜板式2速液圧モータを提供することを目的とする。【構成】 位置決め部材31は、斜板22の背面側凹部22bと摺動する半径一定の摺動面31aの中心でケーシング10の内壁面下に位置する傾転中心軸線Oを構成しており、一方、斜板背面側の着座部22c,22dは、ケーシング内壁面12aに選択的に面接触する着座面で、両着座面の交差線Kから傾転中心軸線Oまでの距離が内壁面12aから軸線Oまでの距離より大きくなっており、斜板22の傾転中、交差線Kが内壁面12a上から一旦外れ、両着座面22c,22dのうち何れか一方が内壁面12aに着座したときに交差線Kが傾転中心軸線Oよりも着座した一方の着座面側にyだけ偏倚して内壁面12上に位置するようになっている。
請求項(抜粋):
ケーシング内で出力回転軸と一体回転するシリンダブックに複数のピストンを収納し、該ピストンに対向する斜板にピストン推力を加えて前記出力回転軸およびシリンダブロックを回転させる斜板式の液圧モータであって、前記ケーシング内に、前記斜板の背面側に設けた凹部を前記出力回転軸と直交する傾転中心軸線回りに傾転可能に位置決めする位置決め部材と、該位置決め部材から所定距離を隔てて前記斜板に係合し該斜板を傾転させる傾転駆動手段と、を設け、前記斜板の背面部に、前記傾転中心軸線の両側に位置し前記ケーシングの内壁面に何れか一方が選択的に着座する第1および第2の着座部を設けて、前記斜板の傾斜角を変更することにより2速の変速を可能にした斜板式2速液圧モータにおいて、前記位置決め部材が、前記斜板の背面側に設けた凹部と摺動する半径一定の湾曲した摺動面を有し、該摺動面の中心が前記ケーシングの内壁面下で前記傾転中心軸線を構成するよう前記ケーシングに取り付けられており、前記第1および第2の着座部が、前記ケーシングの内壁面に選択的に面接触状態で着座する第1および第2の着座面で、かつ、両着座面の交差線から前記傾転中心軸線までの距離が前記ケーシング内壁面から前記傾転中心軸線までの距離より大きいものであり、前記斜板の傾転中には両着座面の交差線が前記ケーシングの内壁面上から前記シリンダブロック側に外れ、両着座面のうち何れか一方が前記ケーシングの内壁面に着座したときには前記交差線が前記傾転中心軸線よりも着座した一方の着座面側に偏倚して前記ケーシングの内壁面上に位置するようにしたことを特徴とする斜板式2速液圧モータ。
IPC (2件):
F04B 1/20 ,  F03C 1/253

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