特許
J-GLOBAL ID:200903073049165300

バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-116990
公開番号(公開出願番号):特開平6-330712
出願日: 1993年05月19日
公開日(公表日): 1994年11月29日
要約:
【要約】【目的】 油圧ピストンの安定的な保持を可能とする。【構成】 カムシャフト1をタイミングプーリ5に対して保持するとき、カムシャフト1の駆動トルクの反力によって油圧ピストン8は進角側油圧室14方向(即ちバルブタイミングが遅角側に変化する方向)へ移動しようとする力が作用し、この力によって進角側油圧室14から外部へ油がリークして、油圧ピストン8はこの油圧室14方向へと移動しようとする。しかしながら、進角側油圧室14へこのリーク量に対応する油量が制御弁10を介して供給される。これとともに、遅角側油圧室12から制御弁10を介しての油の排出が遮断される。これにより、油圧ピストン8の所望位置保持時のおける、油圧ピストン8の進角側油圧室14への移動が防止される。したがって、油圧ピストン8の所望位置における安定的な保持が可能となり、所望のバルブタイミングを保持することができる。
請求項(抜粋):
内外周に設けられる歯のうち少なくともいずれか一方がはす歯であり、クランク軸側部材とカム軸側部材との間に噛合され、前記クランク軸側部材の回転を前記カム軸側部材に伝達する筒状の歯車と、油圧によって前記歯車を軸方向移動させ、前記クランク軸側部材に対して前記カム軸側部材を進角側に相対回動させる進角側油圧室と、前記クランク軸側部材に対して前記カム軸側部材を遅角側に相対回動させる遅角側油圧室とを有する歯車駆動手段とを備えるバルブタイミング調整装置において、前記カム軸側部材を前記クランク軸側部材に対して進角側に相対回動させるとき、前記進角側油圧室へ油を供給するとともに前記遅角側油圧室から油を排出し、前記カム軸側部材を前記クランク軸側部材に対して遅角側に相対回動させるとき、前記遅角側油圧室へ油を供給するとともに前記進角側油圧室から油を排出し、前記カム軸側部材を前記クランク軸側部材に対して所望の位置に保持させるとき、前記両油圧室に油を満たすよう供給する油量調整手段を備え、前記油量調整手段は、前記カム軸側部材を前記クランク軸側部材に対して所望の位置に保持させるとき前記進角側油圧室へ所定の油量を供給するとともに、前記遅角側油圧室への油の供給、排出を遮断することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-107511
  • 特開平3-225005

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