特許
J-GLOBAL ID:200903073098542445

多自然型魚巣付き低水位用護岸

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-306360
公開番号(公開出願番号):特開平7-158032
出願日: 1993年12月07日
公開日(公表日): 1995年06月20日
要約:
【要約】【目的】 河川の河岸部,湖沼の岸辺部等の水辺に適応した多自然型魚巣付き護岸を簡単に構築し、魚,貝,水生昆虫,甲殻類等の水棲生物の棲息に適した、餌場,産卵場,休憩所および大雨時の避難所を兼ねた自然の瀬や淵に近い魚巣を広い面積に渡って提供する。【構成】 河川の河岸部の法面勾配に合わせた傾斜版2と縦壁3と四周の壁6aで囲まれた凹型部6を設けた水平版5とを備え、複数個の支持壁8で一体に形成した魚巣ブロック1を使用し、低水路部の法面19に前記魚巣ブロック1をその縦壁3の後面が法面19に向くように列設して下段を形成し、上面に次の魚巣ブロック1の傾斜版2の下端がくるようにして、下段の魚巣ブロック1の縦壁3側の水平版5の後縁部の壁の上面に、次の魚巣ブロック1の水平版5の前縁部の下面が載置するように列設して上段を形成し、階段状に配置して多自然型魚巣付き低水位用護岸を構築する。
請求項(抜粋):
河川の低水位部の河岸の法面勾配に合わせた平板状をなす傾斜版と、前記傾斜版の後縁部に立設され、両端に切り欠け部と中央部に複数の貫通穴を有する縦壁と、四周を壁で囲まれた凹型状を呈する水平版で、凹型部の底面に複数の水抜き孔を形成し、長さが傾斜版より短かく,幅が縦壁の厚み分だけ傾斜版より前方に突き出ていて、所要間隔を隔てて配置された複数の支持壁で一体に形成され、その支持壁の幅を傾斜版と同じくし、縦壁の反対側に高さの半分ほどの大きさに台形の切り欠き部を、一壁毎に上面と下面に交互に設けた魚巣ブロックを使用し、河川の低水位の河岸部の法面に前記魚巣ブロックの傾斜版を合致させて、その縦壁の後面が法面に向くように相対位置を平行または千鳥状に列設して下段を形成して、上面に次の魚巣ブロックの傾斜版の下端がくるようにし、下段の魚巣ブロックの縦壁側の水平版の後縁部の壁の上に次の魚巣ブロックの水平版の前縁部の下面が載置するように列設して上段を形成し、水平版の凹型部に砂利,栗石,玉石等を配置して階段状に配置して構築した多自然型魚巣付き低水位用護岸。
IPC (2件):
E02B 3/14 301 ,  A01K 61/00 313

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