特許
J-GLOBAL ID:200903073105846536

水路式魚道ブロック

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-101596
公開番号(公開出願番号):特開2005-282287
出願日: 2004年03月31日
公開日(公表日): 2005年10月13日
要約:
【課題】河川において魚類などの水棲生物の移動の障害となる堰や落差工などに付設することにより、鳥類などの外敵からの避難場所や休息場を有し、棲み処や餌場を提供し、更に経済性や安全性を追求した、魚道形成用部材およびこれを用いた水路式魚道を提供する。【解決手段】半小判形状や長半楕円形状や半円型状の断面形を錐状に形成して、表面を傾斜させた形状を基本とした魚道形成用部材を既存の水路形成用ブロックに複数設置した水路式魚道とする。 【選択図】図38
請求項(抜粋):
U型、L型または箱型の水路形成用ブロック内で水流に対して横断方向に設置する魚道形成用部材と水路形成用ブロックにおいて、該魚道形成用部材の一端側の断面形状を半小判形状や長半楕円形状や半円型状のように上面をほぼ曲線状として、他端側を前記断面形状とほぼ相似形に構成し、両端間の上面をほぼ一様の勾配で連続する傾斜部にするとともに、該魚道形成用部材の水流方向に対する壁厚を一定厚又は錐状に厚くして、滑面あるいは粗面の表面構成としたものを、水路形成用ブロックのほぼ水路幅に合わせたり、または種々の大きさからなる該魚道形成用部材同士を水路幅方向に組合せて延長し前記傾斜部をV型や山型あるいは段状に構築し、これらの魚道形成用部材を水流方向に列状や千鳥状あるいは水路形成用ブロック内壁と該魚道形成用部材の一端側に隙間を設けてつづら折り状に一定間隔で配置し、前記傾斜部によって水路形成用ブロック内に低水深から高水深まで連続した越流水深を得るとともに、該魚道形成用部材間にほぼ滞留状の水帯域を構築できるようにしたことを特徴とする魚道形成用部材、及び該部材を組合せてなる水路式魚道ブロック。
IPC (1件):
E02B8/08
FI (1件):
E02B8/08
引用特許:
出願人引用 (2件)

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