特許
J-GLOBAL ID:200903073109500529

軸貫通スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-051785
公開番号(公開出願番号):特開平7-259756
出願日: 1994年03月23日
公開日(公表日): 1995年10月09日
要約:
【要約】【目的】 冷凍空調用等に用いられる密閉形スクロール圧縮機において、従来技術における圧縮機の性能低下と信頼性の低下を解決することにある。【構成】 背圧室36に固定スクロールラップ内側曲線と旋回スクロールラップ外側曲線とで形成される圧縮室内部のガス圧を導入する絞り孔6dを旋回スクロール6の鏡板部側に設けるとともに、背圧室をシ-ルする内側シ-ル手段35と外側シ-ル手段34を鏡板背面に設け、該シ-ル手段の断面が矩形形状のリング部としその内周側に切欠き部を設けた。【効果】 背圧室の圧力変動をより小さくし、該背圧室における中間圧力のシ-ル性の機能を向上する。中間圧力のシ-ル性の機能が向上することにより、中間圧力が安定することになり、旋回スクロ-ルの鏡板の挙動が安定化する。シ-ル部の潤滑が改善され、その部分での摩擦損失も減少し性能が向上する。
請求項(抜粋):
円板状鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロール部材及び旋回スクロール部材を、ラップを内側にしてかみ合せ、旋回スクロール部材を自転することなく固定スクロール部材に対し旋回運動させ、固定スクロール部材には中心部に開口する吐出孔と外周部に開口する吸入口を設け、固定スクロール部材側のラップ巻き角を旋回スクロールのラップ巻き終わり角より180度以内の範囲で大きくすると共に、吸入口よりガスを吸入し、両スクロール部材にて形成される圧縮空間を中心に移動させ容積を減少してガスを圧縮し、固定スクロール部材を固定するフレームの中央部に主軸受部を備え、旋回スクロール部材の中心部には旋回軸受部を設け、該旋回軸受部にクランク軸の偏心軸部を旋回スクロール部材のラップ先端部まで挿入すると共に、クランク軸が偏心軸先端に更に軸心軸部を固定スクロール部材側に延長した軸貫通スクロール圧縮機において、旋回スクロール部材の鏡板背面に背圧室を設け、該背圧室に固定スクロールラップ内側曲線と旋回スクロール部材ラップ外側曲線とで形成される圧縮室内のガス圧を導入する絞り孔を旋回スクロール部材のラップ外側曲線の近傍の鏡板部に設けたことことを特徴とする軸貫通スクロール圧縮機。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 27/00 321

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