特許
J-GLOBAL ID:200903073112765886

アドレス可能アレイでのリガーゼ検出反応を用いた核酸配列の相違の検出

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-530164
公開番号(公開出願番号):特表2001-519648
出願日: 1997年02月05日
公開日(公表日): 2001年10月23日
要約:
【要約】本発明は、複数の標的ヌクレオチド配列における1以上の単-塩基の変更、挿入、欠失または転座によって相違している複数配列の1以上を同定する方法を記述する。この方法は、連結反応相、捕捉反応相および検出反応相を含んでいる。連結反応相は第1オリゴヌクレオチドプローブと第2オリゴヌクレオチドプローブとの連結検出反応を利用する。第1プローブは標的配列特異的部分とアドレス可能アレイ特異的部分を有し、第2プローブは標的配列特異的部分と検出用標識を有するものである。連結反応相の後に、連結したオリゴヌクレオチドプローブを、免疫化捕捉オリゴヌクレオチド(少なくともこのいくつかはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的である)アレイを有する固体支持物にハイブリダイズすることにより、捕捉反応相が実施される。捕捉反応相が完了した後に、固体支持物にハイブリダイズした連結オリゴヌクレオチドの標識を検出して、検出反応相が実施される。連結反応相は増幅過程によって進めることもできる。本発明はこの方法を実行するためのキット、固体支持物上にアレイを形成する方法および支持物自体にも関する。
請求項(抜粋):
複数の標的ヌクレオチド配列における1以上の単一塩基の変更、挿入、欠失または転座によって相違している複数配列の1以上を同定する方法であって、 複数の配列相違がある1以上の標的ヌクレオチド配列を潜在的に含有するサンプルを準備し、 複数のオリゴヌクレオチドプローブセットを準備し、その各セットは、(a)標的特異的部分とアドレス可能アレイ特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブ、および(b)標的特異的部分と検出可能レポーター標識を有する第2オリゴヌクレオチドプローブにより特徴づけられ、特定のセットにおけるオリゴヌクレオチドプローブは、対応する標的ヌクレオチド配列に互いに隣接してハイブリダイズされるときに一緒に連結反応するのに適しているが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を干渉するミスマッチを有するものであり、 リガーゼを準備し、 サンプル、複数のオリゴヌクレオチドプローブセットおよびリガーゼを混合して、混合物を形成し、 変性処理およびハイブリダイゼーション処理を含む1以上のリガーゼ検出反応サイクルに混合物をかけ、この変性処理において、ハイブリダイズされたオリゴヌクレオチドは標的ヌクレオチド配列から分離されるものであり、およびこのハイブリダイゼーション処理において、オリゴヌクレオチドプローブセットは、サンプル中にもし存在すれば、その夫々の標的ヌクレオチド配列に塩基特異的な方式で隣接位置でハイブリダイズし、そしてお互いに連結して、(a)アドレス可能アレイ特異的部分、(b)一緒に結合した標的特異的部分および(c)検出可能レポーター標識を含有する連結産物配列を形成するものであり、およびこのハイブリダイゼーション処理において、オリゴヌクレオチドプローブセットは、その夫々の標的ヌクレオチド配列以外のサンプル中のヌクレオチド配列にハイブリダイズし得るが、1以上のミスマッチの存在によって一緒に連結せず、そして変異処理の際に個々に分離するものであり、 特定の部位に固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、この捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有するものであり、 該処理にかけた後に混合物を、塩基特異的方式で捕捉オリゴヌクレオチドにアドレス可能アレイ特異的部分をハイブリダイズするのに効果的な条件の下に、固体支持物に接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物上にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉せしめ、そして 特定の部位で固体支持物に捕捉された連結産物配列のレポーター標識を検出し、それによってサンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の存在を明らかにすること、を含む方法。
IPC (3件):
C12Q 1/68 ,  C12M 1/00 ,  C12N 15/09
FI (4件):
C12Q 1/68 A ,  C12M 1/00 A ,  C12N 15/00 A ,  C12N 15/00 F
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特表平7-505293
  • 特開平1-137982
引用文献:
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