特許
J-GLOBAL ID:200903073114605665

類推語生成装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-223792
公開番号(公開出願番号):特開2000-112940
出願日: 1999年08月06日
公開日(公表日): 2000年04月21日
要約:
【要約】【課題】 属性や有限状態オートマトンを用いず入力される3つの単位列に基づいて類推的に類似する他の単位列である類推語を高速で生成する。【解決手段】 擬似距離行列メモリ10には、2つの擬似距離行列の要素のうち、各2つの文字列間の擬似距離を計算するために必要十分である行列要素のみを記憶し、具体的には、対角要素を含む行列要素が前処理部2により計算されて記憶される。類推語生成部5は、入力された3つの文字列に基づいて、擬似距離行列メモリ10に記憶された2つの擬似距離行列の各要素を参照して、状態パラメータcom(A,B,C,D)を計算して内部パラメータメモリ51に記憶し、当該状態パラメータcom(A,B,C,D)を更新しながら2つの擬似距離行列が表す擬似距離の最短経路を計算し、上記2つの最小の擬似距離の経路に従って類推語を生成して出力する。
請求項(抜粋):
所定の順序で入力される3つの第1、第2及び第3の単位列に基づいて、所定の類推関係で類推的に類似する属性を有する第4の単位列である類推語を生成する類推語生成装置(100)であって、1つの単位列ともう1つの単位列の間で削除又は置き換えを行う単位の数を擬似距離で表し、上記入力された第1の単位列の最初の単位から最後の単位までの各部分列と上記入力された第2の単位列の最初の単位から最後の単位までの各部分列との間の擬似距離を表す第1の擬似距離行列の一部の要素の位置で計算され、上記入力される第1の単位列と入力される第2の単位列との間の制限された擬似距離の計算を行うために十分な情報を含むように、上記第1の擬似距離行列における所定幅の対角要素からなる対角バンドと、上記対角バンドの外側に位置する所定幅の要素からなるエキストラバンドとを含む制限された第1の擬似距離行列の複数の要素と、上記入力された第1の単位列の最初の単位から最後の単位までの各部分列と上記入力された第3の単位列の最初の単位から最後の単位までの各部分列との間の擬似距離を表す第2の擬似距離行列の一部の要素の位置で計算され、上記入力される第1の単位列と入力される第3の単位列との間の制限された擬似距離の計算を行うために十分な情報を含むように、上記第2の擬似距離行列における所定幅の対角要素からなる対角バンドと、上記対角バンドの外側に位置する所定幅の要素からなるエキストラバンドとを含む制限された第2の擬似距離行列の複数の要素と、を記憶する行列記憶手段(10)と、上記入力された3つの単位列を解析することにより、上記制限された第1と第2の擬似距離行列の要素を計算して上記行列記憶手段(10)に記憶させる前処理手段(2,S2)と、上記入力された3つの第1乃至第3の単位列と、生成される第4の単位列とからなる4つの単位列が上記類推関係にあることを判断するためのパラメータであって、上記第4の単位列が生成されたときに上記4つの単位列に共通する単位の数を表す状態パラメータ(com)を記憶するパラメータ記憶手段(51)と、上記入力された3つの単位列の長さ及び上記行列記憶手段(10)に記憶された制限された第1と第2の擬似距離行列の各要素とに基づいて、上記状態パラメータ(com)の初期値を計算して上記パラメータ記憶手段(51)に記憶した後(S61)、上記パラメータ記憶手段(51)に記憶された状態パラメータ(com)と上記行列記憶手段(10)に記憶された制限された第1と第2の擬似距離行列の各要素とに基づいて、上記パラメータ記憶手段(51)に記憶された状態パラメータ(com)を更新しながら(S74)、上記制限された第1の擬似距離行列における最後の要素から最初の要素までの最短経路と、上記制限された第2の擬似距離行列における最後の要素から最初の要素までの最短経路とを、上記制限された第1と第2の擬似距離行列のそれぞれにおけるある要素から別の要素に対角方向、水平方向、又は垂直方向である移動方向で移動させながら決定し(S63-S68)、上記決定された制限された第1と第2の擬似距離行列の各最短経路に従って類推語を生成して出力する類推語生成手段(5,S3)とを備えたことを特徴とする類推語生成装置。

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