特許
J-GLOBAL ID:200903073147163072

ライニング管の分岐部シール方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-025042
公開番号(公開出願番号):特開平5-223193
出願日: 1992年02月12日
公開日(公表日): 1993年08月31日
要約:
【要約】【目的】 流体導管とその内周面にライニングされたプラスチック管の両者間は非接着状態となっており、その非接着部分は分岐部で露出することとなるが、従来は、その露出部分をシールする適当な技術がなかった。そこで、その部分をシールする手段を提供する。【構成】 流体導管1の雌ネジ孔1aの孔径よりも大径の外周部を有する板状体からなり雌ネジ孔1aの通過ができるように弾性変形自在なスペーサ4を、流体導管1の内周側における雌ネジ孔形成箇所に一時保持した上で、流体導管1の内周面にプラスチック管2をライニングする。前記スペーサ4を除去し、プラスチック管2に貫通孔2aを設ける。前記スペーサ4の除去後の流体導管1とプラスチック管2との間の空間にシール材Sを充填する。
請求項(抜粋):
外周部に流体導管(1)に対する接続用雄ネジ筒部(3a)を設けた分岐継手(3)の接続が、流体導管(1)の周部に形成された雌ネジ孔(1a)を利用して接続されて分岐部が形成される流体導管(1)に対し、その内部にプラスチック管(2)を挿入した後、そのプラスチック管(2)を前記流体導管(1)の内周面に沿わせた状態で行われるライニング管の分岐部シール方法であって、前記雌ネジ孔(1a)の孔径よりも大径の外周部を有する板状体からなり前記雌ネジ孔(1a)を通過できるように弾性変形自在なスペーサ(4)を、前記流体導管(1)の内周側における前記雌ネジ孔(1a)の形成箇所に一時保持した上で、前記流体導管(1)内に挿入されたプラスチック管(2)を前記流体導管(1)の内周面に沿わせてその内周面のライニングを行った後、前記スペーサ(4)を除去すると共に、前記プラスチック管(2)に貫通孔(2a)を設けて前記プラスチック管(2)と前記分岐継手(3)とを連通させた後、前記スペーサ(4)の除去後に形成される前記流体導管(1)と前記プラスチック管(2)との間の空間にシール材(S)を充填すると共に、前記接続用雄ネジ筒部(3a)を前記雌ネジ孔(1a)に螺着して前記分岐継手(3)を前記流体導管(1)に接続するライニング管の分岐部シール方法。

前のページに戻る