特許
J-GLOBAL ID:200903073174313965

画像処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 植本 雅治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-281827
公開番号(公開出願番号):特開平7-114638
出願日: 1993年10月15日
公開日(公表日): 1995年05月02日
要約:
【要約】【目的】 画像中の所定領域内の画素についてのみ処理を行い、画像を高速にかつ高品質に修復,推定できる。【構成】 画像処理部2は、処理対象領域内の特定の未知画素の近傍画素のうちで既知の値をもつ既知画素の個数が所定閾値よりも大きいときに既知画素の値を用いて処理対象領域内の特定の未知画素の値を決定する一方、既知画素の個数が所定閾値よりも小さいときには、未知画素の値を決定せず未知画素のまま残し、処理対象領域内の各画素について所定閾値で上記処理を行った後、値の決定された未知画素を既知画素とし、また、閾値を大きい値から小さい値に段階的に変更し、残されている未知画素に対して同様の処理を繰返し行う。このような処理を行うに際し、閾値初期設定部5は、処理対象領域の大きさ、および/または、処理対象領域の形状に応じ、上記閾値の初期値を最適なものに設定する。
請求項(抜粋):
画像中の処理対象領域に含まれる画素に対して所定の画像処理を施す画像処理装置であって、前記画像処理装置は、前記処理対象領域の大きさに関する情報、および/または、処理対象領域の形状に関する情報に基づいて、閾値の最適な初期値を決定する閾値初期決定手段と、前記処理対象領域内の各画素が当初、完全に未知の値あるいは不確かな値をもつ未知画素であるとし、処理対象領域内の特定の未知画素に着目するとき、該未知画素の近傍画素のうちで既知の値をもつ既知画素の個数が所定の閾値よりも大きい場合に限り、近傍画素のうちの既知画素の値を用いて未知画素の値を決定する一方、既知画素の個数が所定の閾値よりも小さいときには、未知画素の値を決定せず未知画素のまま残すように演算処理を行なう演算処理手段と、処理対象領域内の各画素について、前記閾値初期決定手段によって決定された閾値の最適な初期値のところから前記演算処理手段による演算処理を行なわせ、処理対象領域内の各画素について演算処理がなされた後、値の決定された未知画素を既知画素とし、また、閾値を変更し、残されている未知画素に対して前記演算処理を繰り返し行なう制御手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。

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