特許
J-GLOBAL ID:200903073212374795

免震用積層ゴム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野田 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-015084
公開番号(公開出願番号):特開平11-201229
出願日: 1998年01月08日
公開日(公表日): 1999年07月27日
要約:
【要約】【課題】 小さな水平剛性を得るために2次形状係数を小さくした場合でも転倒や座屈を発生するおそれがなく、軽量建物の免震化にも好適に使用することのできる免震用積層ゴムを提供する。【解決手段】 免震用積層ゴム10の積層ゴム体16は、円板形ゴム板18と円板形鋼板20とを上下方向に交互に積層して形成されている。円板形ゴム板18の直径を円板形鋼板20の直径より小さくし、円板形鋼板20の表面の外周側領域に、摩擦係数の小さな摺接面32を有するスペーサ部材30を設けた。大きな水平剪断変形が生じると円板形ゴム板18の鉛直圧縮量が所定量に達し、免震用積層ゴムに加わっている鉛直荷重が、円板形ゴム板18ばかりでなく、スペーサ部材30によっても支持されるようになる。そのため、2次形状係数を小さくした場合でも、転倒や座屈を発生するおそれがない。
請求項(抜粋):
構造物の上部構造と下部構造との間に配設され下部構造から上部構造へ伝達する水平方向の振動力を低減しつつ上部構造からの鉛直荷重を支持する免震用積層ゴムにおいて、構造物の上部構造と下部構造とに夫々連結される上部フランジプレート及び下部フランジプレートと、前記上部フランジプレートと前記下部フランジプレートとの間に設けられ、水平方向に延在する複数層の円板形ゴム板と複数層の円板形鋼板とを交互に上下方向に積層して形成された積層ゴム体とを備え、前記円板形ゴム板の直径を前記円板形鋼板の直径より小さくし、前記円板形鋼板の表面の内周側領域において前記円板形ゴム板を前記円板形鋼板に連結し、前記円板形鋼板の表面の外周側領域に、前記円板形ゴム板の鉛直圧縮量が所定量に達したときに上下に隣接する前記円板形鋼板の相対的な水平方向の移動を許容しつつそれら円板形鋼板の間で鉛直荷重を伝達するようになる鉛直荷重伝達構造を設けた、ことを特徴とする免震用積層ゴム。
IPC (4件):
F16F 15/04 ,  E04B 1/36 ,  E04H 9/02 331 ,  F16F 1/40
FI (4件):
F16F 15/04 A ,  E04B 1/36 B ,  E04H 9/02 331 A ,  F16F 1/40 Z

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