特許
J-GLOBAL ID:200903073238568059

マルチプロセッサシステム、マルチプロセッサシステムにおける監視方法、及び、プロセッサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 天野 広
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-344220
公開番号(公開出願番号):特開2006-155193
出願日: 2004年11月29日
公開日(公表日): 2006年06月15日
要約:
【課題】 ある制御装置が異常状態となったり、他の制御装置とは非同期で休止状態や省電力状態などの非正常稼働状態に遷移したりしても、それらの状態を適切に監視することができるマルチプロセッサシステムを提供する。【解決手段】 複数個のプロセッサ1〜3をループ状に直列に接続され、共有メモリ4は各プロセッサ1〜3が自身の状態を示す状態情報を書き込むのに使用する状態書込領域15〜17を備える。各プロセッサ1〜3は、両隣のプロセッサ1〜3に対し通知を発行する通知手段21〜23とタイマ11〜13を備える。各プロセッサ1〜3は、通知を一方向にリレーし、非正常稼働状態となるプロセッサ1〜3は、リレーの方向を反転させる。通知を待っている側と反対側からの通知を受けた場合、自身以外の何れかのプロセッサ1〜3が非正常稼働状態であると認識する。待っている通知を受ける以前に自身のタイマが満了した場合には、該通知を発行するはずだったプロセッサ1〜3が異常状態であると認識する。【選択図】 図7
請求項(抜粋):
複数個のプロセッサと、前記複数個のプロセッサに共通に使用される共有メモリと、を備えるマルチプロセッサシステムにおいて、 前記複数個のプロセッサは、ループ状に直列に接続され、 前記共有メモリは、各プロセッサが自身の状態を示す状態情報を書き込むのに使用する状態書込領域を備え、 各プロセッサは、全プロセッサにより構成されるループにおける両隣のプロセッサに対し通知を発行する通知手段と、タイマと、を備え、 各プロセッサは、 前記通知を受けた際には、自身のタイマを停止させる第1の処理と、前記状態書込領域に対して自身の状態が正常稼働状態である旨を書き込む第2の処理と、前記状態書込領域を参照する第3の処理と、を行い、 前記第3の処理の結果に基づき、受けた通知を発行したのとは反対側のプロセッサが正常稼働状態であると判定した場合には、該プロセッサに対して自身の通知手段による通知を発行するとともに自身のタイマによる計時動作を開始する第4の処理を行う一方で、 前記第3の処理の結果に基づき、受けた通知を発行したのとは反対側のプロセッサは正常稼働状態でなく、且つ、受けた通知を発行したプロセッサは正常稼働状態であると判定した場合には、該受けた通知を発行したプロセッサに対して自身の通知手段による通知を発行するとともに自身のタイマによる計時動作を開始する第5の処理を行い、 各プロセッサは、 自身が正常稼働状態から非正常稼働状態へと遷移する際には、前記状態書込領域に対して自身の状態が非正常稼働状態である旨を書き込む第6の処理と、両隣のプロセッサのうち自身が前回通知を発行した方とは反対側のプロセッサに対して自身の通知手段による通知を発行する第7の処理と、を行い、 更に、各プロセッサは、 両隣のプロセッサのうち、自身が前回通知を発行した方のプロセッサからの通知を受けた場合には、自身以外の何れかのプロセッサが非正常稼働状態である旨を認識する第8の処理を行う一方で、 両隣のプロセッサのうち、自身が前回通知を発行した方とは反対側のプロセッサからの通知を受ける以前に自身のタイマによる計時動作が満了した場合には、該プロセッサが異常状態である旨を認識する第9の処理を行うことを特徴とするマルチプロセッサシステム。
IPC (1件):
G06F 11/30
FI (2件):
G06F11/30 F ,  G06F11/30 310B
Fターム (6件):
5B042GA12 ,  5B042JJ04 ,  5B042JJ13 ,  5B042JJ15 ,  5B042JJ17 ,  5B042JJ21
引用特許:
出願人引用 (1件)

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