特許
J-GLOBAL ID:200903073358104234

逆梁構造における床下空間を利用した空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川成 靖夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-003451
公開番号(公開出願番号):特開2002-206772
出願日: 2001年01月11日
公開日(公表日): 2002年07月26日
要約:
【要約】【課題】 逆梁構造の建物における空調装置は、床スラブと床材の間の床下空間に設置され、床下の空調機に接続されたダクトにより温風又は冷風を送風することにより床上空間の部屋を暖房及び冷房するよう構成されている。しかし、床下空間に設置された空調機器から各部屋に温風又は冷風を送るためには空調機本体から吹出し口ヘダクト配管が必要となるなどの問題がある。【解決手段】 逆大梁3Aと逆小梁3Bを同一高さとなるように形成し、床下に床スラブ3Hと床材2Aにより独立した密閉された気密空間3G1を構成し、空調機器5から送風される加圧ゾーンである気密空間3G11からは、床材に開けられた孔を介してダクト7により床上空間の部屋の吹出し口8に接続され、部屋の床又は壁に設けられた戻り口9は、空調機器5から吸気される負圧ゾーンである気密空間3G12に戻るよう構成されている。
請求項(抜粋):
集合住宅などにおいて住居部(2)を囲むように配置された逆大梁(3A)と、床下空間を複数の空間に仕切るように配置された逆小梁(3B)とで構成された逆梁構造の床構造(3)において、逆大梁の高さと同一高さとなるように逆小梁の高さを形成し、床材の下地となる根太材の上面が、逆大梁及び逆小梁の上面と同一高さになるように大曳(3C)及び根太(3D)が配置され、逆大梁、逆小梁の上面及び根太の上面に床材(2A)を引き詰めることにより、逆大梁と逆小梁間及び逆小梁と逆小梁間の空間(3G)が、床スラブ(3H)と床材(2A)により独立した密閉された気密空間(3G1、3G1..)を構成し、床下に作られた複数の独立した気密空間(3G1、3G1..)の一つの気密空間(3G1)には、熱交換換気装置(4)及び暖冷房用ファンコイルユニットなどの空調機器(5)が設置され、暖冷房用ファンコイルユニットなどの空調機器(5)から送風される加圧ゾーンである気密空間(3G11)は、送風側ダクト及び送風側チャンバーとして、暖冷房用ファンコイルユニットなどの空調機器(5)から吸気される負圧ゾーンである気密空間(3G12)は、吸気側ダクト及び吸気側チャンバーボックスとして機能し、この負圧ゾーンである気密空間(3G12)には、熱交換換気装置(4)より新鮮空気が供給されるよう構成され、暖冷房用ファンコイルユニットなどの空調機器(5)から温風又は冷風が送り込まれた加圧ゾーンである気密空間(3G11)からは、床材に開けられた孔を介してダクト(7)により床上空間の部屋の吹出し口(8)に接続され、温風又は冷風を各部屋に供給し、部屋に供給された温風又は冷風の空気は、負圧ゾーンである気密空間(3G12)の床又は壁に設けられた戻り口(9)を介して負圧ゾーンである気密空間(3G12)に戻り、床上空間と床下空間を温風又は冷風の空気が循環するよう構成されていることを特徴とする逆梁構造における床下空間を利用した空調装置。
IPC (4件):
F24F 5/00 ,  E04B 1/74 ,  E04B 5/48 ,  F24F 7/10
FI (5件):
F24F 5/00 K ,  E04B 1/74 P ,  E04B 5/48 B ,  E04B 5/48 C ,  F24F 7/10 A
Fターム (10件):
2E001DB05 ,  2E001DD11 ,  2E001FA71 ,  2E001GA09 ,  2E001GA12 ,  2E001GA63 ,  2E001GA65 ,  2E001KA08 ,  2E001NA02 ,  2E001ND02
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 建物における全熱交換換気空調システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-068718   出願人:株式会社飯田建築設計事務所, 株式会社システム研創
  • 住宅の換気構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-313342   出願人:住友林業株式会社
  • 建築物の床構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-137657   出願人:株式会社飯田建築設計事務所, 株式会社システム研創
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