特許
J-GLOBAL ID:200903073386291970

回転陽極型X線管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 外川 英明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-052621
公開番号(公開出願番号):特開平10-255653
出願日: 1997年03月07日
公開日(公表日): 1998年09月25日
要約:
【要約】【課題】 この発明は、X線管の組立てを簡素化でき、且つ軸受構成部材や金属潤滑材へのガスの混入を抑制して、高性能の軸受動作を得ることができる回転陽極型X線管の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】 この発明は、動圧式すべり軸受部12,13,14,28に供給するための潤滑材20を、予め、潤滑材を構成する金属材料を単元素又は複数元素からなる合金の形で複数種類に固形化し、これら複数種類の固形物21,22を分離した状態で陽極組立体の動圧すべり軸受の領域又はその近傍に詰め、この固形物を詰めた状態の陽極組立体をX線管の真空容器29内に装着し、この真空容器の内部空間を排気する工程で分離して詰めてある潤滑材固形物を相互に接触させて各々の融点よりも低い融点を有する合金に合金化する回転陽極型X線管の製造方法である。
請求項(抜粋):
陽極ターゲットが固定された回転体と、この回転体に嵌合され該回転体を回転可能に保持する固定体と、これら両者の嵌合部に設けられたらせん溝を有する動圧式すべり軸受部とを備え、この動圧式すべり軸受部の前記らせん溝を含む軸受間隙にX線管の動作中は液状となる複数の金属元素からなる潤滑材を供給し、これら陽極組立体を真空容器内に装着し、前記真空容器の内部を排気する回転陽極型X線管の製造方法において、予め、上記潤滑材を構成する金属材料を単元素又は複数元素からなる合金の形で複数種類に固形化し、これら複数種類の固形物を分離した状態で上記陽極組立体の動圧すべり軸受の領域又はその近傍に詰め、この固形物を詰めた状態の陽極組立体を上記真空容器内に装着し、上記真空容器の内部空間を排気する工程で、上記分離して詰めた潤滑材固形物を相互に接触させて各々の融点よりも低い融点を有する合金に合金化することを特徴とする回転陽極型X線管の製造方法。
IPC (2件):
H01J 9/14 ,  H01J 35/10
FI (2件):
H01J 9/14 M ,  H01J 35/10 N

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