特許
J-GLOBAL ID:200903073390490189

制御装置およびその制御装置の設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下出 隆史 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-160478
公開番号(公開出願番号):特開平10-333703
出願日: 1997年06月02日
公開日(公表日): 1998年12月18日
要約:
【要約】【課題】 むだ時間の大きく、かつ特性が変化しやすい制御対象、例えばクラッチのスリップ回転数などを、応答性良くかつ安定に制御する。【解決手段】 制御対象をむだ時間部分とダイナミクス部分に分け、ダイナミクス部分を2次の線形モデルにより近似し、サーボ系であることを加味して、離散時間系の3次のモデルに拡張する。この3次モデルおよびむだ時間から、状態予測制御器110を設計し、他方、3次モデルをもとにスライディングモード制御器120のパラメータを設定する。制御対象をむだ時間部分とダイナミクス部分に分けることにより、低次のモデルを用いることができ、スライディングモード制御の特性を充分に引き出して、むだ時間が大きくかつ特性が変化することのある制御対象を、応答性と安定性を満足させつつ制御することができる。
請求項(抜粋):
制御特性上大きなむだ時間を有する制御対象の操作量指令値を求め、該操作量指令値を該制御対象に出力することにより、該制御対象の状態を目標状態に一致させる制御装置であって、前記制御対象の制御状態を検出する制御状態検出手段と、該検出された制御状態から、前記むだ時間後の該制御対象の状態量を予測する状態予測手段と、前記制御対象を低次の線形モデルにより同定して得られたモデルを用い、かつ前記予測された状態量を入力としてスライディングモード制御を行なって、前記操作量指令値を出力するスライディングモード制御手段とを備えた制御装置。
IPC (2件):
G05B 13/00 ,  G05B 13/04
FI (2件):
G05B 13/00 A ,  G05B 13/04
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-370804
  • 特開平3-288902

前のページに戻る