特許
J-GLOBAL ID:200903073394719326

偏光光学素子または光学ヘッド装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-035909
公開番号(公開出願番号):特開平10-233036
出願日: 1997年02月20日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】1個の対物レンズと1個または複数の光学モジュールを備え小型化,簡略化された光ヘッド装置でありながら,基板厚さが異なる複数種類の光ディスクの再生を可能にする高機能の光ヘッド装置を提供する。【解決手段】中心部に設けられた円盤状の透過領域と,その外側に設けられた偏光異方性を有する回折格子領域からなる偏光光学素子と1/4波長板を光路中に配置する。CD再生時には,この偏光光学素子の働きにより所定の実効的開口数になるようビーム径が制限されてDVD用対物レンズに入射する。その結果DVD用対物レンズを用いてもCD記録面に良好な集光スポットが形成される。一方,ディスクを反射してきた復路光は,1/4波長板によって偏光方向が90°回転するため,偏光光学素子をそのまま透過する。したがって,対物レンズ変位に伴う復路光ビームのケラレは生じず良好なCD再生ができる。
請求項(抜粋):
所定の波長および所定の直線偏光からなる光ビームを放射する半導体レーザ光源,または該半導体レーザ光源と該半導体レーザ光源を出射し所定の光学的情報記録媒体上に集光されたのち該光学的情報記録媒体を反射した前記光ビームを受光するように配置された光検出器とを同一の匡体内に格納した光学モジュールと,前記半導体レーザ光源または光学モジュールを発した光ビームを前記光学的情報記録媒体上に集光するための少なくとも1個の対物レンズとを備えた光学ヘッド装置において,前記半導体レーザ光源または前記光学モジュールから前記対物レンズに至る光路中に配置され,所定の方向の直線偏光を有する光ビームは回折せず,前記所定の偏光方向に対して略垂直な直線偏光を有する光ビームはほぼ100%の回折効率で回折する偏光異方性回折格子領域と,偏光方向に因らず,入射光をほぼ100%透過させる透過領域とを合わせもつことを特長とする偏光光学素子または該偏光光学素子と所定の1/4波長板とを備えたことを特長とする光学ヘッド装置。

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