特許
J-GLOBAL ID:200903073410609501

プラスチック成形フィルムの耳部連続巻取り装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 賢二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-045308
公開番号(公開出願番号):特開2000-238038
出願日: 1999年02月23日
公開日(公表日): 2000年09月05日
要約:
【要約】【課題】成形フィルムのトリミングカットされた不要な耳部を、ノンストップでの自動連続的に巻き取り処理できるようにする。【解決手段】前側巻取りドラムが満巻き状態に達した時には、その耳部をトラバースプーリーから後側巻取りドラムの接線となるように前側巻取りドラムへ巻き掛かる前下がりの傾斜状態として緊張させ、後側巻取りドラムが満巻き状態に達した時には、同じく耳部をトラバースプーリーから前側巻取りドラムの接線となるように後側巻取りドラムへ巻き掛かる後下がりの傾斜状態として緊張させると共に、その各傾斜状態にある耳部の途中を貼合せロールの前後方向に沿う進退作動と、押えロールの下降作動により各ドラムの芯管へ貼り付けた状態のもとで、カッターにより自づとカットする如く、その耳部の巻き替えを両巻取りドラムの前後相互間において交互に繰り返すように設定した。
請求項(抜粋):
据付け台枠(1)の中途高さ位置を横断する水平な前後一対の回転ドラム軸(28a)(28b)によって、その各ドラム軸(28a)(28b)が上記台枠(1)の側面から張り出す先端部へ回転駆動可能に支持された巻取りドラム(3a)(3b)と、予じめ両面接着テープ(76a)(76b)が貼り付け使用された状態のもとで、各巻取りドラム(3a)(3b)の上記回転ドラム軸(28a)(28b)へ抜き差し自在に差し込み套嵌された芯管(33a)(33b)と、両巻取りドラム(3a)(3b)の基端側へ偏心した位置を目指す平面視の直進的な搬送ライン(X-X)に沿って、前方から送り込まれてくるプラスチック成形フィルムの紐状耳部(M)をその巻取りドラム(3a)(3b)へ誘導すべく、上記前側巻取りドラム(3a)よりも前方位置を横断する左右進退作動可能な進退ガイドプーリー軸(36a)(36b)によって、そのガイドプーリー軸(36a)(36b)が上記台枠(1)の側面から張り出す先端部へ遊転自在に支持された進退ガイドプーリー(35a)(35b)と、上記回転ドラム軸(28a)(28b)との平行状態として、巻取りドラム(3a)(3b)の上方位置に張り出し横架し、且つ上記台枠(1)の上面に敷設固定されたスライドガイドレール(43a)(43b)に沿う前後方向への進退作動可能なトラバースガイドアーム(49)と、上記トラバースガイドアーム(49)の真下位置へ平行に軸受けされたトラバースガイド軸(53)を介して、そのガイド軸(53)の正逆回転駆動に連れて上記巻取りドラム(3a)(3b)の巻取り幅(W)分を左右方向へ進退運動し得るように吊り下げられた遊転可能なトラバースプーリー(57)と、上記前側巻取りドラム(3a)のほぼ真上に対応位置しつつ、据付け台枠(1)の側面から上記搬送ライン(X-X)上までの左右方向に沿う進退作動と、その前側巻取りドラム(3a)との対応位置から前方に向かう一定距離(L1)の進退作動とを行なえるように、上記台枠(1)の中途高さ位置へ軸支された遊転可能な前側耳部貼合せロール(63a)と、上記後側巻取りドラム(3b)のほぼ真上に対応位置しつつ、同じく据付け台枠(1)の側面から上記搬送ライン(X-X)上までの左右方向に沿う進退作動と、その後側巻取りドラム(3b)との対応位置から後方に向かう一定距離(L2)の進退作動とを行なえるように、やはり上記台枠(1)の中途高さ位置へ軸支された遊転可能な後側耳部貼合せロール(63b)と、両貼合せロール(63a)(63b)の前後相互間に介在する位置関係にあって、上記台枠(1)の側面からやはり搬送ライン(X-X)上までの左右方向に沿う進退作動と、その両貼合せロール(63a)(63b)の前後相互間隔(D)を2等分する昇降ライン(Y-Y)に沿う昇降作動とを行なえるように、上記台枠(1)の中途高さ位置へ軸支された遊転可能な耳部押えロール(66)と、その耳部押えロール(66)の昇降ライン(Y-Y)を挟む対称な前後一対として、上記台枠(1)の側面から各々搬送ライン(X-X)上までの左右方向に沿う進退作動を行なえるように、その台枠(1)の下部位置に並列設置された耳部カッター(74a)(74b)とを備え、上記トラバースガイドアーム(49)を前側巻取りドラム(3a)のほぼ真上位置に停止させた状態のもとで、上記進退ガイドプーリー(35a)(35b)からトラバースプーリー(57)を経て前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)へ巻き付けた耳部(M)を、その前側巻取りドラム(3a)の回転駆動により後方から引張る如く巻き取る際中には、上記進退ガイドプーリー(35a)(35b)を両巻取りドラム(3a)(3b)における巻取り幅(W)のセンターライン(O-O)上まで進出作動させると共に、上記トラバースプーリー(57)を前側巻取りドラム(3a)の巻取り幅(W)分だけ左右方向へ進退運動させ、その前側巻取りドラム(3a)に対する耳部(M)の満巻き終了状態を検知した時には、上記進退ガイドプーリー(35a)(35b)をセンターライン(O-O)から搬送ライン(X-X)上まで退動復帰させると共に、上記トラバースガイドアーム(49)を後側巻取りドラム(3b)との対応位置よりも後方へ移動させることにより、そのトラバースプーリー(57)から前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)に巻き掛かる耳部(M)を、後側巻取りドラム(3b)の芯管(33b)に対する接線となる前下がりの傾斜状態として、その耳部(M)と掛止し得るように後側の上記耳部貼合せロール(63b)と耳部カッター(74b)並びに耳部押えロール(66)を、何れも上記搬送ライン(X-X)上まで進出作動させた後、上記後側の耳部貼合せロール(63b)を一定距離(L2)だけ後方へ進出作動させると共に、上記耳部押えロール(66)を下降作動させて、その耳部(M)の途中を後側巻取りドラム(3b)の芯管(33b)へ両面接着テープ(76b)により貼り付けた状態のもとで、後側耳部カッター(74b)により自づとカットする一方、上記トラバースガイドアーム(49)を後側巻取りドラム(3b)のほぼ真上位置に停止させた状態のもとで、上記進退ガイドプーリー(35a)(35b)からトラバースプーリー(57)を経て後側巻取りドラム(3b)の芯管(33b)へ巻き付けた耳部(M)を、その後側巻取りドラム(3b)の回転駆動によってやはり後方から引張る如く巻き取る際中には、同じく進退ガイドプーリー(35a)(35b)を上記センターライン(O-O)上まで進出作動させると共に、トラバースプーリー(57)を後側巻取りドラム(3b)の巻取り幅(W)分だけ左右方向へ進退運動させ、その後側巻取りドラム(3b)に対する耳部(M)の満巻き終了状態を検知した時には、上記進退ガイドプーリー(35a)(35b)をセンターライン(O-O)から搬送ライン(X-X)上まで退動復帰させると共に、上記トラバースガイドアーム(49)を前側巻取りドラム(3a)との対応位置よりも前方へ移動させることにより、そのトラバースプーリー(57)から後側巻取りドラム(3b)の芯管(33b)に巻き掛かる耳部(M)を、前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)に対する接線となる後下がりの傾斜状態として、その耳部(M)と掛止し得るように前側の上記耳部貼合せロール(63a)と耳部カッター(74a)並びに耳部押えロール(66)を、何れも上記搬送ライン(X-X)上まで進出作動させた後、上記前側の耳部貼合せロール(63a)を一定距離(L1)だけ前方へ進出作動させると共に、上記耳部押えロール(66)を下降作動させて、その耳部(M)の途中を前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)へ両面接着テープ(76a)により貼り付けた状態のもとで、前側耳部カッター(74a)により自づとカットする如く、両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互間における耳部(M)の巻き替え作用を、その満巻き終了状態検知毎の交互に繰り返すように設定したことを特徴とするプラスチック成形フィルムの耳部連続巻取り装置。
IPC (4件):
B29B 15/02 ,  B65H 18/10 ,  B29K105:26 ,  B29L 7:00
FI (2件):
B29B 15/02 ,  B65H 18/10 A
Fターム (18件):
3F055AA05 ,  3F055BA01 ,  3F055BA12 ,  3F055BA23 ,  3F055CA01 ,  3F055FA01 ,  3F055FA05 ,  4F201AG01 ,  4F201AP11 ,  4F201BA09 ,  4F201BC02 ,  4F201BC13 ,  4F201BC15 ,  4F201BC17 ,  4F201BC26 ,  4F201BP01 ,  4F201BP31 ,  4F201BR36

前のページに戻る