特許
J-GLOBAL ID:200903073443860790

音場処理装置及び音場再生装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 栄男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-224580
公開番号(公開出願番号):特開平7-087596
出願日: 1993年09月09日
公開日(公表日): 1995年03月31日
要約:
【要約】【目的】 音源に応じて広がり感のある又は自然な音場を創り出すことのできる音場処理装置又は音場再生装置の提供を目的とする。【構成】 入力端子LI3への入力信号は、出力端子LO3への出力信号と減算回路SU3への入力信号に分岐する。減算回路SU3への入力信号から、入力端子RI3に入力、分岐して減算回路SU3に入力された信号を減じる。減じた信号は伝達回路T3に入力され、位相差あるいは到達時間差により音源の位置を認識することが可能な周波数成分のみが取り出され、音の再生時に人間が認識する位相遅れ分の位相遅延が行なわれる。位相遅延後の信号は、係数乗算器K4で位相が反転された後、加算回路AD4により入力端子RO3に入力された信号と混合され出力端子RO3に出力される。出力端子LO3には入力端子LI3に入力された信号が出力されている。出力端子LO3には入力された信号、出力端子RO3には逆位相で遅延された信号が出力されているので、音源を接続して再生すると、位相遅延が認識出来なくなる。
請求項(抜粋):
第一チャネルの第一信号が入力される第一入力端子、第二チャネルの第二信号が入力される第二入力端子、第一入力端子及び第二入力端子から第一信号及び第二信号を受け、第一信号から第二信号を減じる演算を行なう信号演算手段、信号演算手段からの信号を受けて、以下の周波数特性に近似する周波数特性を有する位相遅れを生じさせる位相遅れ手段、位相遅れ手段の出力を増幅し、同相にして出力する第一増幅手段、位相遅れ手段の出力を増幅し、反転させて出力する第二増幅手段、第一入力端子からの第一信号と第一増幅手段からの信号を混合し、第一出力端子に出力する第一混合手段、第二入力端子からの第二信号と第二増幅手段からの信号を混合し、第二出力端子に出力する第二混合手段、を備えたことを特徴とする音場処理装置、ここで、位相遅れφは以下の式で表わされる、φ=(360/340)f・DFsinθただし、fは周波数[Hz]、DFは人間の両方の耳の間隔[m]、θは人間の前方正面方向に対する音源方向の角度である。

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