特許
J-GLOBAL ID:200903073487811206
吸着式冷却システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉田 精孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-133785
公開番号(公開出願番号):特開平5-322360
出願日: 1992年05月26日
公開日(公表日): 1993年12月07日
要約:
【要約】【目的】 吸着行程によって発生する吸着熱(顕熱)を有効利用できるようにし、COPの向上を図り得る吸着式冷却システムを提供する。【構成】 第1吸着器20で吸着行程を、第2吸着器21で再生行程を行っているときは、外気導入路28の低温空気が第1送風路26を経て第1吸着器20に給送される。その際、第1吸着器20を通過した空気が第2吸着器21に向かって吹出されるため、この空気の流れによって排ガス導入路25から吐出した高温空気が第2吸着器21に向かって流れ、第2吸着器21に給送され、第2吸着器21が加熱される。一方、第1吸着器20に給送された低温空気は第1吸着器20を冷却するとともに第1吸着器20の熱を吸収し、排ガス導入路25から吐出する高温空気と合流して第2吸着器21に給送される。これにより、第1吸着器20で発生した吸着熱(顕熱)が第2吸着器21の加熱に利用される。
請求項(抜粋):
吸着材を収容した一対の吸着器と、各吸着器に連結された冷却容器と、各吸着器を択一的に冷却する冷却手段と、各吸着器を択一的に加熱する加熱手段とを備え、一方の吸着器を冷却することによって冷却容器内の吸着媒体を該吸着器内に吸着させる吸着行程と、他方の吸着器を加熱することによって該吸着器内の吸着媒体を分離させ冷却容器内に戻す再生行程とを各吸着器において交互に行わせる吸着式冷却システムにおいて、前記冷却手段及び加熱手段を、吸着行程を行っている方の吸着器に低温空気を給送する低温空気送風路と、再生行程を行っている方の吸着器に高温空気を給送する高温空気送風路とから構成するとともに、吸着行程を行っている方の吸着器を通過した空気が再生行程を行っている方の吸着器に向かって流れるよう各吸着器を対向して設置し、各吸着器の間には高温空気送風路の吐出口を臨ませたことを特徴とする吸着式冷却システム。
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