特許
J-GLOBAL ID:200903073493809531

3位置型電磁弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 上代 哲司 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-093867
公開番号(公開出願番号):特開平9-280409
出願日: 1996年04月16日
公開日(公表日): 1997年10月31日
要約:
【要約】【課題】 アンチロックブレーキ制御装置等のブレーキ液圧制御装置に好適な3位置型電磁弁の組立性を高めることである。【解決手段】 第2弁体が電磁付勢手段の電磁力による第1弁体の可動方向とは反対方向からの第2付勢手段によって閉弁し、電磁付勢手段への電流値を上記第2の所定値とした場合、発生する電磁力により可動子と第1弁体を一体に作動させて第2弁体を押し開けるように構成したため、組立も簡単で、加工コストも小さく、部品点数も少ない。
請求項(抜粋):
アンチロックブレーキシステムやトラクションコントロールシステム等の車両用ブレーキ液圧制御装置に用いられる電磁弁において、第1ポート、第2ポート及び第3ポートを設けた筺体と、筺体内を摺動して第1ポートと第2ポートの間を連通、遮断する第1弁体と、第1弁体を開弁方向に付勢する第1付勢手段と、第2ポートと第3ポートの間を連通、遮断する第2弁体と、第2弁体を閉弁方向に付勢する第2付勢手段と、電磁付勢手段と、上記第1弁体の一端に当接し、上記電磁付勢手段の電磁力により筺体内を上記第1弁体の摺動方向に移動して第1付勢手段及び第1弁体の他端に位置している第2弁体に付勢する第2付勢手段の付勢力に抗し、第1弁体と一体に作動し、この第1弁体および第2弁体を開閉させる可動子とを備え、電磁付勢手段による電磁力がない場合、第1付勢手段の付勢力により第1弁体が開弁する一方第2付勢手段の付勢力により第2弁体が閉弁し、電磁付勢手段への電流値を第1の所定値とした場合、可動子が第1付勢手段の付勢力に抗して第1弁体を閉弁する一方、電磁付勢手段の電磁力による第1弁体の可動方向とは反対方向の第2付勢手段の付勢力により第2弁体は閉弁状態のままとし、電磁付勢手段への電流値を上記第1の所定値より大きい第2の所定値とした場合、可動子が第1及び第2付勢手段の付勢力に抗して第1弁体を閉弁する一方、可動子と一体に作動するこの第1弁体により、さらに第2弁体を第1弁体とは反対方向に押して開弁する構成とし、かつ上記可動子の位置に拘わらず第1弁体の摺動方向両端の作動液を連通させる作動液迂回部を第1弁体または第1弁体と可動子に設け、第1弁体に対して摺動方向に作用する上記第1ポート及び第2ポートの液圧による液圧力を相殺する構成とし、上記第1弁体は筺体内をほぼ液密状態で摺動するスプールからなり、筺体第1ポート液封部と第1弁体の摺動角部のすれ違いで第1ポートと第2ポートの間を遮断する構成としていることを特徴とする3位置型電磁弁。
IPC (3件):
F16K 31/06 310 ,  B60T 8/36 ,  F15B 11/028
FI (3件):
F16K 31/06 310 A ,  B60T 8/36 ,  F15B 11/02 G

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