特許
J-GLOBAL ID:200903073500358737

自動車、特に乗用車用の安全ステアリング機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-154995
公開番号(公開出願番号):特開平7-144646
出願日: 1994年07月06日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【目的】 自動車、特に乗用車用の安全ステアリング機構を提供すること【構成】 ステアリングホイールに対して反対側において環状に形成されている終端側の境界縁部12の直径が実際に真っ直ぐに指向している境界縁部14の間隔よりも大きく、長孔収容部11のステアリングホイールに対して反対側の端部に設けられているボルト様の固定要素20,37もしくはこのボルト様の固定要素が貫通しているブッシュ或いはスリーブ21,22が長孔収容部の比較的大きな環状に形成されている終端側の境界縁部の直径Dに相当する外径を備えている。
請求項(抜粋):
【請求項01】 ステアリングホイールを備えたドロップアームシャフトを担持していて、車両上部構造にねじにより固定されているステアリングコラムから成り、この場合固定ねじのためのステアリングホイール側の収容開口がステアリングホイール方向に開いているスリットとして形成されており、ステアリングホイールとは反対側にある収容開口がステアリングコラムの軸線方向で延在している長孔収容部として形成されており、この際この長孔収容部の端部側の境界縁部間に実際に真っ直ぐに指向している境界縁部が設けられている様式の、自動車、特に乗用車用の安全ステアリング機構において、ステアリングホイールに対して反対側において環状に形成され、その終端側の境界縁部(12)の直径(D)が実際に真っ直ぐに指向している境界縁部(14)の間隔よりも大きく、長孔収容部(11)のステアリングホイールに対して反対側の端部に設けられているボルト様の固定要素(20,37)もしくはこのボルト様の固定要素が貫通しているブッシュ或いはスペーサスリーブ(21,22)が長孔収容部(11)の比較的大きな環状に形成されている終端側の境界縁部(12)の直径(D)に相当する外径を備えていることを特徴とする自動車、特に乗用車用の安全ステアリング機構。【請求項02】 固定要素がスペーサスリーブ(21)により収容されているねじ(20)として形成されており、このねじが容易に変形可能な材料、場合によっては合成物質から成るブッシュ(22)内に挿入されており、このブッシュの内径がスペーサスリーブ(21)の外径に、そしてその外径が長孔収容部(11)の比較的大きな環状に形成されている終端側の境界縁部(12)の直径(D)に相当していることを特徴とする請求項1に記載の安全ステアリング機構。【請求項03】 固定要素が中央孔(38)を備えたリベット(37)として形成されており、リベット止めを行った際この中央孔を通してリベット(37)の軸が拡開可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の安全ステアリング機構。【請求項04】 環状に形成された境界縁部(12)が比較的大きな直径(D)でもって段状の段差部(15)を越えて真っ直ぐな境界縁部(14)内に移行していることを特徴とする請求項1に記載の安全ステアリング機構。【請求項05】 真っ直ぐな境界縁部(14)が長孔収容部(11)のステアリングホイール側の端部方向に収斂して形成されていることを特徴とする請求項1或いは4に記載の安全ステアリング機構。【請求項06】 変形要素(31)が長孔収容部(11)により収容されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の安全ステアリング機構。【請求項07】 変形要素(31)が合成物質から造られていることを特徴とする請求項6に記載の装置。【請求項08】 変形要素(31)が長く延在している基体部分(32)から成り、この基体部分(32)と一体的にその終端部分に形成されている段差部分(33)とから成ることを特徴とする請求項6或いは7に記載の安全ステアリング機構。【請求項09】 段差部分(33)の端面側の輪郭(34)が湾曲および/またはくさび状に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の安全ステアリング機構。【請求項10】 段差部分(33)の高さ(H)が長孔収容部(11)が形成されている材料の厚みにほぼ相当していることを特徴とする請求項6から9までのいずれか一つに記載の安全ステアリング機構。【請求項11】 変形要素(31)の段差部分(33)がその一方の端縁部でもって長孔収容部(11)の終端側の境界輪郭(13)に当接しており、段差部(33)の長さが長孔収容部(11)の長さのほぼ半分の長さであることを特徴とする請求項6から10までのいずれか一つに記載の安全ステアリング機構。【請求項12】 変形要素(31)がその段差部(33)とは反対側の端面(35)でもって固定手段、特に固定ねじ(20)もしくはリベット(37)に当接しており、その際この変形要素(31)の基体部分(32)が長孔収容部(11)の面の側方に、特に管体(3)に隣接して存在していることを特徴とする請求項11に記載の安全ステアリング機構。【請求項13】 容易に変形可能な材料から造られたブッシュ(22)が側方で突出しているカラー(23)を備えており、このカラーがステアリングコラム(2)の長孔収容部(11)を備えた部分(7)と自動車上部構造もしくはこれと結合される結合部材間に存在していることを特徴とする請求項2に記載の安全ステアリング機構。【請求項14】 長孔収容部(11)の面が垂直に起立して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の安全ステアリング機構。【請求項15】 長孔収容部(11)によって収容されるボルト様の固定手段(20,37)がアングル連接板(16)の一方の脚部(19)を貫通しており、他方の脚部(17)が自動車上部構造に固定されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の安全ステアリング機構。【請求項16】 ステアリングホイール側の収容開口(27)がフランジ(26)内に設けられており、このフランジがU-字形のあぶみ状固定部材(24)の側板(25)から側方で突出しており、このあぶみ状固定部材(24)の側板(25)間にステアリングコラム(2)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の安全ステアリング機構。【請求項17】 U-字形のあぶみ状固定部材(24)の側板(25)内で一致するようように垂直に指向している長孔切欠き(28)が形成されており、この長孔切欠きを介してステアリングコラム(2)内にもしくはステアリングコラム(2)に沿って設けられる緊張ボルト(10)が突出していることを特徴とする請求項16に記載の安全ステアリング機構。【請求項18】 緊張ボルト(10)がその一端においてその軸線に対して直角に設けられている操作レバー(29)と結合されていることを特徴とする請求項17に記載の安全ステアリング機構。

前のページに戻る