特許
J-GLOBAL ID:200903073501694625

赤外線撮像装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-322197
公開番号(公開出願番号):特開平5-161068
出願日: 1991年12月06日
公開日(公表日): 1993年06月25日
要約:
【要約】【目的】 AD変換を複数のチャンネルで並列処理してもコンラストがばらつかない赤外線撮像装置に関し、AD変換経路の利得のばらつきの検出を、毎TVフイールド、自動的に行いその検出値を用いた補正をデジタル信号処理で行うことにより、最適補正値の維持および映像の高安定化を図ることを目的とする。【構成】 多素子検知器1のアナログ映像信号は、DA変換部3で複数チャネルに時分割多重化して、並列に増幅・AD変換され、1系統に多重化されたのち、検知器感度補正等のデジタル信号処理される。毎TVフィールドの無効走査期間内に、同一基準信号を各AD変換部3に通して、そのデジタル出力から各チャンネルの利得偏差を補正する補正値を求めて基準データメモリ8に格納し、有効走査時にアナログ映像データに前記AD変換部3のチャネル間利得偏差により付加されるデータ誤差を、該補正値を用いてデジタル処理により補正するようにした構成である。
請求項(抜粋):
光学走査系で走査されたライン状の赤外線が入射してそれぞれがアナログ映像データを出力する一次元配列されたN個の検知素子からなる一次元多素子赤外線検知素子アレイ(1) と、前記Nチャンネルのアナログ映像データが入力し、該入力を順次切替えて時分割多重化しNの整数分の1のチャンネル数Mのアナログ映像データを出力するアナログマルチプレクサ(31)と、該チャンネル毎に設けられ、前記アナログマルチプレクサからのアナログ映像データを並列処理により増幅・AD変換してデジタル映像データを出力する複数のAD変換部(3)と、該AD変換部(3)からのデジタル映像データを順次切替えて1系列のデジタル映像データに時分割多重化するデジタルマルチプレクサ(4)と、該1系統のデジタル映像データに対してデジタル信号処理を行って、フレームメモリへ出力するデジタル信号処理部(5)とを備えた赤外線撮像装置において、毎TVフィールドの無効走査期間内に、同一基準信号を各AD変換部に通して、そのデジタル出力から各チャンネルの利得偏差を補正する補正値を求めて基準データメモリ(8)に格納し、有効走査時にアナログ映像データに前記AD変換部(3)のチャネル間利得偏差により付加されるデータ誤差を、該補正値を用いてデジタル処理により補正するようにしたことを特徴とする赤外線撮像装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭56-120275

前のページに戻る