特許
J-GLOBAL ID:200903073537563853

光ファイバ端末処理機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 齋藤 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-149826
公開番号(公開出願番号):特開平5-323126
出願日: 1992年05月18日
公開日(公表日): 1993年12月07日
要約:
【要約】【目的】 適切かつ簡易な作業性、工程の連続性、作業能率の向上、作業の合理化をはかることのできる光ファイバ端末処理機を提供する。【構成】 主クランプ器11と補助クランプ器31とを備え、これら主クランプ器11、補助クランプ器31が、挟みローラ41、42、切り込み用刃物61、62、切断器71、作動レバー81、回動部材91、連繋ロッド101、押えレバー111、案内部材121、122を含んでいる。【効果】 主クランプ器11と補助クランプ器31にて光ファイバ端末をクランプし、補助クランプ器31を主クランプ器11から引き離すだけの簡易な操作により、光ファイバ端末の被覆除去、被覆除去された光ファイバ端末の清浄化、光ファイバ端末の切断が連続して行なえるので、失敗を誘発することなく作業の合理化をはかり、作業能率を向上させることができる。
請求項(抜粋):
被覆層を有する光ファイバの端末を処理するために、主クランプ器と補助クランプ器とを備え、これら主クランプ器、補助クランプ器が、一対の挟みローラ、一対の切り込み用刃物、切断器、作動レバー、回動部材、連繋ロッド、押えレバー、案内部材を含んでいること、主クランプ器は、相対開閉自在に連結された第一基板と第一押板とからなり、第一基板、第一押板には、これらの開閉面側に開口を有する空間部がそれぞれ形成されているとともに、第一基板の開閉面には、該開閉面側にある空間部の開口前縁から第一基板の前端に向けて伸びる光ファイバ嵌め込み用の第一長溝と、該開閉面側にある空間部の開口後縁から第一基板の後端にわたる光ファイバ嵌め込み用の第二長溝とが一直線状に形成されていること、補助クランプ器は、相対開閉自在に組み合わされた第二基板と第二押板とからなり、第二基板の開閉面上には、これの前後両端にわたる光ファイバ嵌め込み用の第三長溝が一直線状に形成されていること、一対の挟みローラは、第一基板、第一押板の各空間部内において、これらの回転軸線が第一長溝、第二長溝の軸線と交差する向きを保持して水平かつ回転自在に支持され、該各挟みローラの外周面の一部が、第一基板、第一押板の開閉面よりも突出していること、一対の切り込み用刃物のうち、一方の切り込み用刃物は、第一長溝の後端側においてこれの刃先が第一長溝の溝底上に突出するように、第一基板の空間部内にある挟みローラの前側に配置されて当該空間部内に保持されており、他方の切り込み用刃物は、これの刃先が第一押板の開閉面上に突出するように、第一押板の空間部内にある挟みローラの前側に配置されて当該空間部内に保持されていること、切断器は、切断用刃物とこれを保持している刃物保持具とからなり、刃物保持具が、第一基板の空間部内にある挟みローラの後側においてその挟みローラの軸線方向に沿い水平に配置され、かつ、第一長溝、第二長溝を結ぶ線分と交差する方向に移動自在なるよう支持されているとともに、切断用刃物の刃先が、第一基板の開閉面上に突出していること、作動レバーは、その長さ方向の前端部に連繋ロッドを押し上げるための前側伝動部を有するとともに、その長さ方向の中間部に回動部材を回転させるための中間伝動部を有しており、当該作動レバーが、第一押板の後端側から前端側に向けてその第一押板内に押引自在に挿入されていること、回動部材は、切断器の刃物保持具および作動レバーの両方と交差するように、第一基板の空間部内にある挟みローラの後側に配置されて回転自在に支持され、かつ、これら刃物保持具、作動レバーの中間伝動部と接触自在に対応していること、連繋ロッドは、第一基板の空間部内にある挟みローラの後側に垂直に配置されて上下動自在に支持され、かつ、作動レバーの前側伝動部と接触自在に対応していること、押えレバーは、第一押板の空間部内にある挟みローラの後側に配置されて揺動自在に支持され、当該押えレバーの前端部が、第一押板の空間部内から開閉面上にまで達する揺動ストロークを有していること、案内部材は、主クランプ器と補助クランプ器とを相対移動自在に組み合わせるために、少なくとも、その相対移動量に対応した長さを有していること、主クランプ器と補助クランプ器とは、これらの第二長溝と第三長溝とが一直線状に並ぶようように相互に隣接して配置されており、案内部材は、第二長溝、第三長溝と平行する向きに保持されて、その前端部側が第一基板、第二基板の一方と摺動自在に相対嵌合されているとともに、その後端部が第一基板、第二基板の他方と相互に固定されており、さらに、作動レバーの後端部が、補助クランプ器の第二基板に固定されていること、上記各部材の相対関係として、主クランプ器の第一基板と第一押板とを閉じ合わせたときに、一対の挟みローラが互いに接触し、一対の切り込み用刃物が互いに対向し、連繋ロッドの上端と第一基板側にある押えレバーの後端とが互いに当接し、切断器の切断用刃物と押えレバーの前端部とが互いに対向するそれぞれの位置を保持していることを特徴とする光ファイバ端末処理機。
IPC (5件):
G02B 6/00 333 ,  G02B 6/00 334 ,  G02B 6/24 ,  G02B 6/255 ,  G02B 6/38
FI (2件):
G02B 6/24 ,  G02B 6/24 301

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