特許
J-GLOBAL ID:200903073544437480

内燃機関の燃料圧力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-157660
公開番号(公開出願番号):特開平7-012031
出願日: 1993年06月28日
公開日(公表日): 1995年01月17日
要約:
【要約】【目的】インジェクタの取付け位置や種類によらず、常に適切に燃料圧力を上昇させ、不要な燃料圧力上昇に起因するエミッションの悪化を未然に防止する。【構成】プレッシャレギュレータ26は、インジェクタ19に供給される燃料の圧力を吸気通路7内の圧力に対し所定圧力分高い値に保持する第1の状態、及び燃料圧力を第1の状態より高い値に保持する第2の状態を選択的に取り得る。第1の状態及び第2の状態を切換えるためのVSV37、冷却水温を検出する水温センサ49、吸気温を検出する吸気温センサ47をそれぞれ設ける。ECU53のCPUは、両センサ49,47による冷却水温及び吸気温に基づき所定の演算式に従いインジェクタ19の先端温度を推定する。CPUは推定した先端温度が予め設定された所定温度を越えたとき、第1の状態に保持されているプレッシャレギュレータ26を第2の状態に切換えるべくVSV37の作動を制御する。
請求項(抜粋):
内燃機関の機関本体に接続された吸気通路に設けられ、同吸気通路に面する先端部から機関本体へ加圧燃料を噴射可能なインジェクタと、前記インジェクタ及び燃料タンクを接続する燃料通路に設けられ、燃料タンク内の燃料を吸引し、インジェクタに圧送する燃料ポンプと、前記燃料ポンプからインジェクタに供給される燃料の圧力を、吸気通路内の圧力に対し所定圧力分高い値に保持する第1の状態、及び前記燃料の圧力を前記第1の状態より高い値に保持する第2の状態を選択的に取り得るプレッシャレギュレータと、前記プレッシャレギュレータの第1の状態及び第2の状態を切換えるための状態切換え手段と、前記機関本体の温度を検出する機関温度検出手段と、前記インジェクタの先端部周囲の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手段と、前記機関温度検出手段による機関本体の温度、及び前記雰囲気温度検出手段による雰囲気温度に基づき、インジェクタの先端部の温度を推定する先端温度推定手段と、前記先端温度推定手段によるインジェクタの先端温度が予め設定された所定温度を越えたとき、第1の状態に保持されているプレッシャレギュレータを第2の状態に切換えるべく前記状態切換え手段の作動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の燃料圧力制御装置。

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