特許
J-GLOBAL ID:200903073559189726

固体電解コンデンサおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山田 義人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-077704
公開番号(公開出願番号):特開2006-261439
出願日: 2005年03月17日
公開日(公表日): 2006年09月28日
要約:
【構成】 固体電解コンデンサ10のコンデンサ素子12に従来の粉末より粒径の小さな弁作用金属の粉末を用いた焼結体の陽極体24を使用し、その表面に誘電体酸化皮膜26を形成し、次に化学重合によりプレコート層28を形成する。このプレコート層28の形成に2種以上のドーパント剤を用いれば、ドーパント剤は絶縁性の誘電体酸化皮膜26の表面にも付着して導電性を付与する。このため、次に交流電流に正の直流バイアス電流を重畳した電流を用いた電解重合により補助プレコート層30を形成すると、補助プレコート層30は形成され易くなり、微小な空孔内部など誘電体酸化皮膜26の表面の内のプレコート層28が形成されていない部分を覆う。それから、電解重合により導電性高分子層32を形成する。 【効果】 コンデンサ素子12の外径寸法を大きくすることなくその電極面積が拡大して、固体電解コンデンサ10の静電容量出現率を向上させる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
(a)弁作用金属の焼結体からなる陽極体の表面に誘電体酸化皮膜を形成するステップ、 (b)前記誘電体酸化皮膜上に、2種以上のドーパント剤、酸化剤および酸化重合により導電性高分子となる単量体を用いる化学重合によりプレコート層を形成するステップ、 (c)前記誘電体酸化皮膜の表面の内の前記プレコート層が形成されていない部分の上に、前記陽極体を電解重合用電極との間に交流電流に正の直流バイアス電流を重畳することにより前記陽極体に負電圧が印加されないように電流を流す電解重合により、導電性高分子層からなる補助プレコート層を形成するステップ、および (d)前記プレコート層および前記補助プレコート上に、ドーパント剤、酸化剤および酸化重合により導電性高分子となる単量体を用いる電解重合により導電性高分子層を形成するステップを含む、固体電解コンデンサ製造方法。
IPC (4件):
H01G 9/00 ,  H01G 9/052 ,  H01G 9/04 ,  H01G 9/028
FI (5件):
H01G9/24 C ,  H01G9/05 K ,  H01G9/05 G ,  H01G9/02 331H ,  H01G9/02 331G
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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