特許

J-GLOBAL ID：200903073567836129

靱性に優れた刃物材の製造方法

発明者： 織笠 洋祐 ,  横溝 昌弘 ,  清水 定雄 ,  川岡 幸男 ,  金子 憲治 ,  大関 宏夫
出願人/特許権者： 三菱マテリアル株式会社
代理人 (1件)： 志賀 正武 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-017163
公開番号（公開出願番号）：特開平5-117828
出願日： 1992年01月31日
公開日（公表日）： 1993年05月14日
要約：

【要約】【目的】 本発明は靭性に優れ硬度の高い刃物材の製造方法を提供することを目的とする。【構成】 Cr14〜23%,Mo14〜20%,W0.2〜5%,Fe0.2〜7%,Co0.2〜2.5%,残部Niと不可避不純物のNi合金を溶体化した後、80%以上で塑性加工し、次いで500〜600°Cで0.5時間以上加熱する。【効果】 前記組成の合金を前記の温度で加熱することで金属間化合物の析出がなされて硬さがHRCで57以上になる。得られた刃物材は海水にも腐蝕されにくく、ステンレス製の刃物材に比較しても遥かに高い耐蝕性と耐摩耗性と耐刃こぼれ性を有する。

請求項（抜粋）：

Cr 14〜23%Mo 14〜20%W 0.2〜5%Fe 0.2〜7%Co 0.2〜2.5%残部Niおよび不可避不純物の組成を有するNi合金の熱延材に溶体化処理を施した後、冷間加工で加工率80%以上の塑性加工を与え、次いでこれを500〜600°Cで0.5時間以上加熱することを特徴とする靱性に優れた刃物材の製造方法。

IPC (3件)：

C22F 1/10 ,  B23P 15/40 ,  C22C 19/05