特許
J-GLOBAL ID:200903073592867705
誘導電動機のベクトル制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-142070
公開番号(公開出願番号):特開平8-009698
出願日: 1994年06月24日
公開日(公表日): 1996年01月12日
要約:
【要約】【目的】 PWMインバータの直流電圧の低下にもベクトル制御状態を確保するのにトルク軸電圧及び励磁軸電圧を制限するにおいて、定出力範囲の運転に高い回転数まで安定してベクトル制御ができるようにする。【構成】 励磁軸電流指令IOSとトルク軸電流指令ITSと夫々の電流検出値IOFB,ITFBから比例積分制御手段6c,6aによる比例積分演算を行い、これに干渉項補償手段6d,6bによる補償を行って同期回転座標系の2相電圧指令VO,VTを得、この電圧VO,VTから電動機の一次電圧V1とその位相φを座標変換部10で求めるにおいて、リミッタ回路6e,6fによって電圧VO,VTを夫々制限し、この制限比率を定トルク範囲の運転では定格時の電圧VOR,VTRの比率から求め、定出力範囲では励磁軸電流の変化に応じて電圧V0R,VTRを代えることにより、励磁軸側の電圧制限が低くなるのを防止する。
請求項(抜粋):
誘導電動機のトルク電流指令と励磁電流指令と夫々の検出値から比例積分演算による電流制御系を有して同期回転座標系のトルク軸電圧VTと励磁軸電圧V0を求め、この電圧VTとV0から誘導電動機の一次電圧指令V1と位相角φを求め、この電圧V1と位相角φに従って誘導電動機をPWM制御するベクトル制御装置において、前記トルク軸電圧VTと励磁軸電圧V0を個々に制限するリミッタ回路を設け、該電圧VTとV0のリミッタ値VTLIM,V0LIMを次式、【数1】EDCはPWMインバータの直流電源電圧、VOR,VTRは定トルク範囲では定格時の電圧とし、定出力範囲では励磁軸電流に応じて求める電圧。にしたがって設定したことを特徴とする誘導電動機のベクトル制御装置。
引用特許:
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