特許
J-GLOBAL ID:200903073635616388

電子制御ディーゼルエンジンの噴射量制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-047064
公開番号(公開出願番号):特開平11-247700
出願日: 1998年02月27日
公開日(公表日): 1999年09月14日
要約:
【要約】【課題】 NEパルス割れを生じても噴射量を適正に制御できるメインスピル閉弁/開弁時刻を算出すること。また、NEパルス割れの発生による誤ったデータを補正すること。【解決手段】 従来制御と同様に算出した第1のメインスピル閉弁/開弁時刻と、NEパルス割れが発生しても影響の無い最終パイロットスピル開弁時刻を算出するためのNEパルスを基準として第2のメインスピル閉弁/開弁時刻とを算出し、その第1と第2のメインスピル閉弁/開弁時刻を比較する。NEパルス割れが発生した場合は、第1のメインスピル閉弁/開弁時刻が通常より早い時期となるため、第1のメインスピル閉弁/開弁時刻の方が第2のメインスピル閉弁/開弁時刻より早い場合は、NEパルス割れが発生した可能性があると判断できる。逆に、第1のメインスピル閉弁/開弁時刻の方が第2のメインスピル閉弁/開弁時刻より遅い場合は、NEパルス割れが発生していないと判断できる。
請求項(抜粋):
電磁スピル弁の開閉動作によってパイロット噴射の後にメイン噴射を行う電子制御ディーゼルエンジンの噴射量制御方法において、メイン噴射の開始指令を前記電磁スピル弁に出力するメインスピル閉弁時刻およびメイン噴射の終了指令を前記電磁スピル弁に出力するメインスピル開弁時刻を算出する算出方法であって、前記メインスピル閉弁時刻の算出方法は、エンジン回転数に同期して得られる最新のNEパルスに基づいて第1のメインスピル閉弁時刻を算出する第1のメインスピル閉弁時刻算出手段と、パイロット噴射の終了指令を前記電磁スピル弁に出力するパイロットスピル開弁時刻を算出するためのNEパルスを基準として第2のメインスピル閉弁時刻を算出する第2のメインスピル閉弁時刻算出手段と、前記第1のメインスピル閉弁時刻と前記第2のメインスピル閉弁時刻とを比較するメインスピル閉弁時刻比較手段とを有し、このメインスピル閉弁時刻比較手段で、前記第1のメインスピル閉弁時刻の方が前記第2のメインスピル閉弁時刻より遅い時刻と判定された場合は、前記第1のメインスピル閉弁時刻を最終のメインスピル閉弁時刻として使用し、前記第1のメインスピル閉弁時刻の方が前記第2のメインスピル閉弁時刻より早い時刻と判定された場合は、前記第2のメインスピル閉弁時刻を最終のメインスピル閉弁時刻として使用することを特徴とし、前記メインスピル開弁時刻の算出方法は、エンジン回転数に同期して得られる最新のNEパルスに基づいて第1のメインスピル開弁時刻を算出する第1のメインスピル開弁時刻算出手段と、前記パイロットスピル開弁時刻を算出するためのNEパルスを基準として第2のメインスピル開弁時刻を算出する第2のメインスピル開弁時刻算出手段と、前記第1のメインスピル開弁時刻と前記第2のメインスピル開弁時刻とを比較するメインスピル開弁時刻比較手段とを有し、このメインスピル開弁時刻比較手段で、前記第1のメインスピル開弁時刻の方が前記第2のメインスピル開弁時刻より遅い時刻と判定された場合は、前記第1のメインスピル開弁時刻を最終のメインスピル開弁時刻として使用し、前記第1のメインスピル開弁時刻の方が前記第2のメインスピル開弁時刻より早い時刻と判定された場合は、前記第2のメインスピル開弁時刻を最終のメインスピル開弁時刻として使用することを特徴とする電子制御ディーゼルエンジンの噴射量制御方法。
IPC (2件):
F02D 41/22 380 ,  F02D 41/38
FI (2件):
F02D 41/22 380 L ,  F02D 41/38 B

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