特許
J-GLOBAL ID:200903073639832620

OFDM信号復調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-135156
公開番号(公開出願番号):特開平10-327122
出願日: 1997年05月26日
公開日(公表日): 1998年12月08日
要約:
【要約】【課題】パイロット信号を復調することなく、有効シンボル長、ガードインターバル長などの伝送モードを識別し、OFDM信号を復調する。【解決手段】伝送される可能性のある有効シンボル長の遅延を有する遅延積計算部271,272にて、その可能性の数だけ受信信号と遅延信号の相関信号を求め、この相関信号を伝送される可能性のあるガードインターバル長にわたり積分器411〜418にてその場合の数だけの積分をし、この相関積分信号のピークをピーク保持部441〜444にて検出・保持する。検出・保持されたピーク信号の大きさを比較判定部29にて比較し、ピーク値の検出パターンにより、受信信号の伝送モードを判別する。この判定結果に基づいて、OFDM信号を正しく復調する。
請求項(抜粋):
有効シンボルにガードインターバルを付加して伝送シンボルを構成し、予め定められたK種類(Kは1以上)の有効シンボル長と、この第i番目(但し、i=1,...,K)の有効シンボル長に対して予め定められたその時間長がΔTi,j (但し、i=1,...,K、j=1,...,J(i) で、J(i) は1以上でi(但し、i=1,...,K)の値に依存する)であるところのJ(i) 種類のガードインターバル長との組み合わせによって事前に設定されてなる【数1】の伝送モードのうち、いずれの伝送モードかは不明のOFDM信号が入力されるOFDM信号復調装置であって、前記OFDM信号をK系統に分配して、第i番目(但し、i=1,...,K)の系統のOFDM信号を前記K種類のうちの第i番目の有効シンボル長に相当する時間だけ各々遅延させ、遅延されたOFDM信号についてそれぞれ遅延前のOFDM信号との積信号を求める遅延積計算手段と、この遅延積計算手段から出力されるK系統の積信号を各々積分して少なくともK系統の相関積分信号を求める積分手段と、この積分手段から出力される少なくともK系統の相関積分信号に基づいて、入力されたOFDM信号の伝送モードが前記Z種の伝送モードのうちのいずれであるかを判定する伝送モード判定手段と、この伝送モード判定手段の判定出力に基づいて前記OFDM信号を復調する信号復調手段とを具備することを特徴とするOFDM信号復調装置。

前のページに戻る