特許
J-GLOBAL ID:200903073661617287

複合繊維からなるタスラン加工糸

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 新実 健郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-087960
公開番号(公開出願番号):特開平5-263330
出願日: 1992年03月11日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 溶解処理によりピーチスキン調の風合いを発現するタスラン加工糸を提供する。【構成】 芯糸Aの周囲に鞘糸Bがループを形成して交絡した構造を有し、芯糸Aが、1つの芯セグメント(繊度0.2〜0.8デニール)と、それを取り囲む3つ以上の極細セグメント(繊度0.05〜0.5デニール)を含むフィラメントaで構成され、各セグメントは可溶性ポリマーにより互いに分割接合されている。一方、鞘糸Bは、3つ以上のセグメント(繊度0.05〜0.5デニール)を含むフィラメントbで構成され、各セグメントが可溶性ポリマーにより互いに分割接合されている。又、芯糸Aの沸騰収縮率は、鞘糸Bの沸騰収縮率よりも10〜30%大きい。【効果】 可溶性ポリマーを溶解除去することで、細いセグメントが自由度を有して開繊した状態となるために、風合いが柔らかい織物が得られ、ブルゾンやコートの素材として適している。
請求項(抜粋):
芯糸Aの周囲に、鞘糸Bがループを形成して交絡した構造を有するものであって、上記芯糸Aが、1つの芯セグメントと、上記芯セグメントを取り囲むように配置された3つ以上の鞘セグメントを含むフィラメントaで構成されており、上記芯セグメントの繊度が0.2〜0.8デニールであり、上記鞘セグメントの繊度が0.05〜0.5デニールであり、しかも上記芯セグメントと鞘セグメントが、可溶性ポリマーによって互いに分割接合されている状態で存在すること、上記鞘糸Bが3つ以上のセグメントを含むフィラメントbで構成されており、上記フィラメントbを構成するセグメントの繊度が0.05〜0.5デニールであり、かつ上記セグメントが可溶性ポリマーによって互いに分割接合されている状態で存在すること、及び上記芯糸Aの沸騰収縮率が、上記鞘糸Bの沸騰収縮率よりも10〜30%大きいことを特徴とする、複合繊維からなるタスラン加工糸。
IPC (6件):
D02G 3/22 ,  D01D 5/34 ,  D01F 8/12 ,  D02J 1/00 ,  D02J 1/22 ,  D03D 15/00

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