特許
J-GLOBAL ID:200903073673956745

溶銑の脱燐方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 溝上 満好 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-123694
公開番号(公開出願番号):特開平8-319506
出願日: 1995年05月23日
公開日(公表日): 1996年12月03日
要約:
【要約】【構成】 複数の高炉を用いて溶銑を製造し、各々の高炉から得られた溶銑を各々の反応炉に装入して溶銑の脱燐処理を行い、その後各々の転炉に溶銑を装入しさらに吹錬を行う複数の系列を有する脱燐方法である。ある特定の高炉に他の系列の反応炉において得られるスラグや、他の系列の転炉における吹錬後に得られるスラグを装入して溶銑を製造する。高炉から出銑される溶銑中のSi濃度を0.15重量%以下,P濃度を0.26重量%以下に成分を調整した後、この溶銑をある特定高炉の系列の反応炉に装入してその溶銑中に燐分配比Lpが110以上である脱燐剤を投入し、酸素を吹きつけて吹錬する。【効果】 CaO を主体とする脱燐剤を用いて溶銑を脱燐するに際し、系外に排出するスラグ中のP2O5濃度を資源として再利用可能なレベルまで高めてスラグの系外への排出量を大幅に削減し、溶銑の脱燐を効率的かつ経済的に行える。
請求項(抜粋):
高炉を用いて溶銑を製造し、その溶銑を反応炉に装入した後に脱燐剤を投入して溶銑の脱燐処理を行い、その後この溶銑を転炉に装入しさらに吹錬を行う脱燐方法において、反応炉において得られるスラグや、転炉での吹錬後に得られるスラグを高炉に再装入して溶銑を製造し、高炉から出銑される溶銑中のSi濃度を0.15重量%以下,P濃度を0.26重量%以下に成分を調整した後に、この溶銑を反応炉に装入してその溶銑中に燐分配比Lpが110以上である脱燐剤を投入し、酸素を吹きつけて吹錬することを特徴とする溶銑の脱燐方法。

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