特許
J-GLOBAL ID:200903073695889677

モリブデン触媒系を用いる高ビニルポリブタジエンの合成

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-202526
公開番号(公開出願番号):特開平11-071423
出願日: 1989年08月23日
公開日(公表日): 1999年03月16日
要約:
【要約】【課題】 脂肪族溶剤を用いてモリブデン触媒系により高ビニルポリブタジエンを高収率で製造する方法を提供する。【解決手段】 五塩化モリブデンにステアリン酸(46.7%)とパルミチン酸(53.3%)との混合物を1.06:1のモル比で添加し、窒素パージ下で撹拌、液化させる。これにヘキサンを添加し、撹拌下で反応させて改質五塩化モリブデン触媒成分の1.0M溶液を得る。一方、トリエチルアルミニウムのへキサン溶液を乾燥へキサンに添加したのち、乾燥酢酸エチルに溶解した4-イソプロピルフェノールを添加する。この混合物を窒素パージ下で反応させて改質トリエチルアルミニウム触媒成分の0.179M溶液を得る。1,3-ブタジエンモノマーの17%へキサン溶液を125°Cに加熱したのち、上記改質トリエチルアルミニウム溶液を添加し、その直後に上記改質五塩化モリブデン溶液を添加する。反応体は重合中に74°Cの最高温度に達し、そして約1.5時間後にビニル含量約82%の高ビニルポリブタジエンを約77%の収率で与える。
請求項(抜粋):
1,3-ブタジエンモノマーを、(a)五塩化モリブデン、三塩化モリブデンおよび四塩化モリブデンよりなる群から選ばれる少なくとも1種の員子を、炭素原子を10〜30個含むアルキルカルボン酸および炭素原子を7〜30個含むアリールカルボン酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種の員子で改質することにより製造される少なくとも1種のモリブデン含有化合物;ならびに(b)炭素原子を1〜8個含むアルキル基を有するトリアルキルアルミニウム化合物を、アルキルフェノールおよびアリールフェノールよりなる群から選ばれる少なくとも1種の員子で改質することにより製造される少なくとも1種のアルミニウム含有化合物からなる触媒系の存在下で重合させることよりなる、高ビニルポリブタジエンの製造法。
IPC (2件):
C08F 4/69 ,  C08F 36/06
FI (2件):
C08F 4/69 ,  C08F 36/06

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