特許
J-GLOBAL ID:200903073703116135

ポリオレフィン組成物からなる薄肉成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中嶋 重光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-052883
公開番号(公開出願番号):特開2000-248122
出願日: 1999年03月01日
公開日(公表日): 2000年09月12日
要約:
【要約】【課題】 超高分子量ポリオレフィンの機械的性質を維持しつつ、耐熱性を改良して、耐熱性と引張弾性率の特性バランスに優れた成形体を提供する。【解決手段】 成形体は、[A]極限粘度が10〜40dl/gである超高分子量ポリオレフィン8〜40重量%と、極限粘度が0.1〜5dl/gの低分子量ないし高分子量ポリオレフィン92〜60重量%からなる樹脂であって、該樹脂の結晶化度が45%以上、かつ極限粘度が1〜15dl/gの範囲にある直鎖状ポリオレフィンと、[B]特定構造の環状オレフィンから導かれるエチレン環状オレフィンランダム共重合体[B-1]、該環状オレフィンの開環重合体または共重合体[B-2]および上記[B-2]の水素化物[B-3]から選ばれ、ガラス転移温度が120°C以上の環状オレフィン系樹脂とからなり、[A]を60〜90重量%、[B]を40〜10重量%の割合で含有する樹脂組成物からなる薄肉成形体。
請求項(抜粋):
[A]極限粘度[η]が10〜40dl/gである超高分子量ポリオレフィン8〜40重量%と、極限粘度[η]が0.1〜5dl/gの低分子量ないし高分子量ポリオレフィン92〜60重量%からなる樹脂であって、該樹脂の結晶化度が45%以上、かつ極限粘度[η]が1〜15dl/gの範囲にある直鎖状ポリオレフィンと、[B]下記の[B-1]、[B-2]および[B-3]からなる群より選ばれる少なくとも1種であって、ガラス転移温度(Tg)が120°C以上の環状オレフィン系樹脂とからなり、上記直鎖状ポリオレフィン[A]を60〜90重量%、環状オレフィン系樹脂[B]を40〜10重量%の割合で含有する樹脂組成物からなることを特徴とする薄肉成形体;[B-1] エチレンと下記式(I)または(II)で表される環状オレフィンとを共重合させて得られるエチレン・環状オレフィンランダム共重合体;【化1】(式(I)中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1であり、R1〜R18ならびにRaおよびRbは、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子またはハロゲンで置換されていてもよい炭化水素基であり、R15〜R18は互いに結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環は二重結合を有していてもよく、またR15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい。)、【化2】(式(II)中、pおよびqは0または正の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1〜R19はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ハロゲンで置換されていてもよい炭化水素基またはアルコキシ基であり、R9またはR10が結合している炭素原子と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合している炭素原子とは直接あるいは炭素数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、またn=m=0のときR15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい。)、[B-2] 上記式(I)または(II)で表される環状オレフィンの開環重合体または共重合体、[B-3] 上記開環重合体または共重合体[B-2]の水素化物。
IPC (6件):
C08L 23/02 ,  C08J 5/00 CES ,  C08L 65/00 ,  C08F210/02 ,  C08F232/00 ,  C08L 45:00
FI (5件):
C08L 23/02 ,  C08J 5/00 CES ,  C08L 65/00 ,  C08F210/02 ,  C08F232/00
Fターム (23件):
4F071AA14 ,  4F071AA69 ,  4F071AA86 ,  4F071AA88 ,  4F071AF15 ,  4F071AF15Y ,  4F071AF27 ,  4F071AF45 ,  4F071AF54 ,  4F071AH17 ,  4F071BB03 ,  4F071BB05 ,  4F071BB06 ,  4F071BC01 ,  4F071BC04 ,  4J002BB041 ,  4J002BB051 ,  4J002BB121 ,  4J002BB141 ,  4J002BB151 ,  4J002BB171 ,  4J002BK002 ,  4J002GM00

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