特許
J-GLOBAL ID:200903073719288122

MALDI-マトリックス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 荒井 鐘司 ,  河野 尚孝 ,  嶋崎 英一郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-533295
公開番号(公開出願番号):特表2005-536759
出願日: 2003年07月30日
公開日(公表日): 2005年12月02日
要約:
本発明の目的は、新規なマトリックス、すなわちイオン性液体である、したがって室温で液体であるマトリックスを含む。これらのマトリックスは、プロトン受容体として反応するアミンの塩と、プロトン供与体として反応する有機物質とで構成され、これらのアミンまたは有機物質のいずれかはUV光を吸収する。本発明のアミンは、3-アミノキノリン、ピリジン、第1級アミンであって、そのN原子が、フェニル残基、あるいはOH基で置換されていてもよい線状または分岐の飽和C1〜C11アルキル残基と結合していてもよい第1級アミン、第2級または第3級アミンであって、そのN原子が、OH基で置換されていてもよい線状または分岐の飽和C1〜C8アルキル残基、およびフェニル残基であってよい、同種でも異種でもよい2または3個の残基と結合していてもよい第2級または第3級アミン、イミダゾール、ならびにC-および/またはN-アルキル化イミダゾール誘導体である。
請求項(抜粋):
プロトン受容体として反応するアミンの塩と、プロトン供与体として反応する有機物質とで構成される、紫外マトリックス支援レーザー脱離/イオン化質量分析用マトリックスであって、前記アミンまたは前記有機物質のいずれかはUV光を吸収し、 前記マトリックスが、室温においてイオン性液体の形態であり、 前記アミンが、3-アミノキノリン、ピリジン、第1級アミンであって、そのN原子が、フェニル残基、あるいはOH基で置換されていてもよい線状または分岐の飽和C1〜C11アルキル残基と結合していてもよい第1級アミン、第2級および第3級アミンであって、そのN原子が、OH基で置換されていてもよい線状または分岐の飽和C1〜C8アルキル残基、およびフェニル残基であってよい、同種でも異種でもよい2または3個の残基と結合していてもよい第2級および第3級アミン、イミダゾール、ならびにC-および/またはN-アルキル化イミダゾール誘導体からなる群より選択され、 前記有機物質が、2,5-ジヒドロキシ安息香酸およびその異性体、2-ヒドロキシ-5-メトキシ安息香酸およびその異性体、ピコリン酸、3-ヒドロキシピコリン酸、ニコチン酸、5-クロロ-2-メルカプトベンゾチアゾール、6-アザ-2-チオチミン、2’,4’,6’-トリヒドロキシアセトフェノン一水和物、2’,6’-ジヒドロキシアセトフェノン、9H-ピリド[3,4-b]インドール、ジスラノール、trans-3-インドールアクリル酸、オサゾン類、フェルラ酸、2,5-ジヒドロキシアセトフェノン、1-ニトロカルバゾール、7-アミノ-4-メチルクマリン、2-(p-ヒドロキシフェニルアゾ)-安息香酸、8-アミノピレン-2,3,4-トリススルホン酸、2[2E-3-(4-tert-ブチル-フェニル)-2-メチルプロプ-2-エニリデン]マロノニトリル(DCTB)、4-メトキシ-3-ヒドロキシ桂皮酸、トリフルオロメタンスルホネート、および3,4-ジヒドロキシ桂皮酸からなる群より選択されることを特徴とするマトリックス。
IPC (4件):
G01N27/64 ,  G01N27/447 ,  G01N27/62 ,  G01N30/72
FI (4件):
G01N27/64 B ,  G01N27/62 V ,  G01N30/72 G ,  G01N27/26 331E
Fターム (2件):
2G041DA04 ,  2G041JA02
引用文献:
前のページに戻る