特許
J-GLOBAL ID:200903073791652319

PCBの化学安定剤と化学安定固化材

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-343191
公開番号(公開出願番号):特開平8-155296
出願日: 1993年12月07日
公開日(公表日): 1996年06月18日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 タンパク質粉末にPCBと反応して解毒する反応物質の金属アルコキシドを含有して生成し高い空隙率を持った有機ポリマー粒子の化学安定剤。またこのPCBを解毒した残滓を固化するために,ポルトランドセメントに微量の分散剤,活性剤,及びPCBの反応活性化に必要な温度を与えるための発熱剤を添加してなるセメント系特殊固化材に化学安定剤を配合してなる化学安定固化剤。【効果】 トランスやコンデンサー,及び容器保管のPCBを反応,分解,解毒,固化し構造物として再利用し,又PCBを含む有害重金属の複合汚染土壌,河川湾等の汚染ヘドロを無害化して強度を改良する化学安定剤と化学安定固化材を提供でき、また本化学安定剤は油を吸着して水を吸着しないので,土壌やヘドロに浸透分散したPCBも選択的に吸着して反応,分解,解毒できる。
請求項(抜粋):
水溶性タンパク質の粉末にPCBと反応して解毒する金属アルコキシドを添加してゼラチン等の溶剤で混練りし,溶剤をとばす方法で分枝,架橋構造の空隙率をもった有機ポリマー粒子を生成する,粒子は油を吸着するが水を吸着しない性質があり油症PCBを選択的にに吸着する事が出来る,このため容器に保存されているPCBに限らず,土壌,ヘドロ等に浸透しているPCBも吸着して反応,分解,解毒する,上述粒子核は水溶性タンパク質で生成されているため,水の付加によって粒子核は分解しアミノ酸となりPCBと反応して有害な塩素原子をPCBのベンゼン環骨格から切り離して解毒する反応物質となり,タンパク質が分解するにしたがって粒子内に含有された金属アルコキシドがPCBと共重合して,PCBを反応,分解,解毒する二つの反応物質で構成される有機ポリマー粒子を特徴としたPCB化学安定剤。
IPC (4件):
B01J 20/24 ,  A62D 3/00 ZAB ,  B09C 1/02 ,  B09C 1/08

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