特許
J-GLOBAL ID:200903073793843944

PLL回路を使用したジッタ発生装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西村 教光
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-020494
公開番号(公開出願番号):特開平10-224213
出願日: 1997年02月03日
公開日(公表日): 1998年08月21日
要約:
【要約】【課題】 スペクトラムアナライザ等の外部測定器を必要とせず、回路中における各素子のばらつき、温度変化、経年変化等の誤差による影響を低減する。【解決手段】 基準クロックf1が位相比較器10の一方の端子10aに入力している状態で、切替部9の共通接点9Bを第1入力接点9Aaに切り替えて同相クロックf2を他方の端子10bに入力し、そのときにフィルタ11を通過する信号のレベルをレベル検出部13で検出する。又、切替部9の共通接点9Bを第2入力接点9Abに切り替えて逆相クロックf3を位相比較器10の他方の端子10bに入力し、そのときにフィルタ11を通過する信号のレベルをレベル検出部13で検出する。これら同相クロックf2及び逆相クロックf3を入力したときのレベル差を動作時の基準値として設定する。
請求項(抜粋):
一方の端子(10a)に入力される基準クロック信号(f1)と、他方の端子(10b)に入力されるクロック信号との位相を比較してその位相差に応じた差信号を出力する位相比較器(10)と、該位相比較器の出力の所定周波数成分を除去するフィルタ(11)と、該フィルタを通過した信号にジッタ信号を印加するジッタ印加部(12)と、出力が前記位相比較器の入力の他方の端子に接続されていて、前記ジッタ印加部の出力により前記基準クロック信号の周波数と一致するように周波数が可変制御されるとともに前記ジッタ信号で変調される電圧制御発振器(14)と、前記位相比較器で復調されて前記フィルタから出力されるジッタ信号成分のレベルを検出し、そのレベルに相当するジッタ量を表示するレベル検出器(13)とを備えたPLL回路を使用したジッタ発生装置において、前記基準クロック信号と同位相の同相クロック信号(f2)と、前記基準クロック信号と逆位相の逆相クロック信号(f3)を出力する同相・逆相クロック出力部(8)と、前記電圧制御発振器からの出力クロック信号(f4)、前記同相クロック信号、前記逆相クロック信号の何れかの信号が前記位相比較器の他方の端子に入力されるように入出力間を切替えるための切替部(9)と、該切替部を制御することによって校正状態と通常状態とに切替える校正部(16)とを備えており、該校正部が校正状態に設定したとき、前記位相比較器の一方の端子に前記基準クロック信号が入力している状態で、前記同相クロック信号が前記切替部を介して前記位相比較器の他方の端子に入力されたときに前記レベル検出器が検出するレベルと、前記逆相クロック信号が前記切替部を介して前記位相比較器の他方の端子に入力されたときに前記レベル検出器が検出するレベルとのレベル差を前記校正部が求め、前記校正部が通常状態に設定したとき、前記位相比較器の他方の端子に前記電圧制御発振器が出力する出力クロック信号が入力された状態で、前記レベル検出器が検出して表示するジッタ量を、前記レベル差を基準値として補正して表示することを特徴とするPLL回路を使用したジッタ発生装置。
IPC (2件):
H03L 7/093 ,  H03B 29/00
FI (2件):
H03L 7/08 E ,  H03B 29/00

前のページに戻る