特許
J-GLOBAL ID:200903073829706809

冷凍サイクル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-009539
公開番号(公開出願番号):特開平9-196478
出願日: 1996年01月23日
公開日(公表日): 1997年07月31日
要約:
【要約】【課題】 気液分離器で分離された気相冷媒を圧縮工程中の圧縮機に噴射する機構を有する冷凍サイクルにおいて、広い負荷範囲で高い効率で運転することができる冷凍サイクルを提供する。【解決手段】 冷凍サイクルの負荷が所定値以上のときは、電磁弁12を閉じてインジェクションサイクルとして運転し、冷凍サイクルの負荷が所定値未満のときは、電磁弁12を開いて一段圧縮一段膨張サイクルとして運転する。また、所定の負荷未満では、一段圧縮一段膨張サイクルの成績係数がガスインジェクションサイクルの成績係数を上回り、所定の負荷以上では、ガスインジェクションサイクルの成績係数が一段圧縮一段膨張サイクルの成績係数を上回る。したがって、前記所定の負荷に両サイクルの切り替え運転を行うことにより広い冷房能力範囲で高い効率で冷凍サイクルを運転することができる。
請求項(抜粋):
駆動源より駆動力を得て回転する回転軸と、空間を仕切るハウジングとを有し、そのハウジングで仕切られた作動室の体積を拡大縮小させることにより冷媒を吸入圧縮する圧縮機(1)と、前記圧縮機(1)で圧縮された気相冷媒を凝縮する凝縮器(2)と、前記凝縮器(2)で凝縮された冷媒を減圧する減圧手段(3)と、前記高圧側減圧器(3)で減圧された気液2相状態の冷媒を気液分離する気液分離器(4)と、前記気液分離器(4)で分離された液相冷媒を蒸発させて被冷却媒体を冷却する蒸発器(6)と、前記気液分離器(4)の出口側圧力と前記蒸発器(6)の入口側圧力との圧力差を可変制御する圧力制御手段(5、11、501)と、前記気液分離器(4)で分離された気相冷媒を前記圧縮機(1)の圧縮行程途中の前記作動室内に噴射するインジェクションポート(101)と、前記気液分離器(4)と前記インジェクションポート(101)との間に配置され、前記作動室内の冷媒が前記気液分離器(4)内に流れ込むことを防止する逆止弁(7)とを備えることを特徴とする冷凍サイクル。

前のページに戻る