特許
J-GLOBAL ID:200903073839450063
細菌の無毒性遺伝子およびその産物の同定ならびにこれらを含有するワクチンおよび医薬組成物
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
平木 祐輔 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-540850
公開番号(公開出願番号):特表2002-509896
出願日: 1999年03月31日
公開日(公表日): 2002年04月02日
要約:
【要約】細菌病原体のゲノム中の「ブラックホール」は、「抗ビルレンス」遺伝子の欠失、即ち、病原性のライフスタイルに作用する遺伝子の欠失に該当する。「ブラックホール」中の失われた遺伝子座を同定することによって、細菌の病原性と共存できない遺伝子が同定される。これらの遺伝子、その遺伝子産物、およびこれらの遺伝子産物の酵素作用によって生成する化合物は、細菌病原体を抑制し、かつ医薬としての有用性を秘めた新規な化合物に該当する。この概念の有用性は、リシン・デカルボキシラーゼ遺伝子の喪失と、その結果生じる赤痢菌エンテロトキシンに対するカダベリン(リシン・デカルボキシラーゼのジアミノアルキル反応生成物)の抑制活性において証明される。従って、ジアミノアルキル化合物は、大腸菌エンテロトキシンおよび赤痢菌spp.エンテロトキシンの強力なインヒビターである。遺伝子cadAから産生されるリシン・デカルボキシラーゼによってエンテロトキシンの作用は低下する。ジアミノアルキル化合物を薬剤として使用する新規な方法を記載する。cadA配列または他の「抗ビルレンス」遺伝子を含有する遺伝子構築物を、生化学的プローブ、トキシン受容体の同定、および医薬の発見に新たに利用することを記載する。さらに、ワクチンおよびDNAワクチン送達への利用も記載する。
請求項(抜粋):
胃腸障害の治療または予防のための医薬組成物であって、ジアミノアルキル化合物および製薬上許容される担体を含んでなる前記組成物。
IPC (6件):
A61K 31/132
, A61K 39/00
, A61K 39/02
, A61P 1/00
, A61P 31/04
, C12N 15/09
FI (6件):
A61K 31/132
, A61K 39/00 G
, A61K 39/02
, A61P 1/00
, A61P 31/04
, C12N 15/00 A
Fターム (22件):
4B024AA01
, 4B024BA07
, 4B024BA31
, 4B024BA35
, 4B024CA01
, 4B024CA02
, 4B024DA05
, 4B024EA04
, 4B024GA11
, 4C085AA03
, 4C085BA07
, 4C085BB23
, 4C085CC07
, 4C085CC08
, 4C085EE03
, 4C206FA01
, 4C206MA28
, 4C206NA01
, 4C206NA06
, 4C206NA13
, 4C206ZA66
, 4C206ZB32
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