特許
J-GLOBAL ID:200903073849153652

移動体通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 亀井 弘勝 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-313673
公開番号(公開出願番号):特開平8-172388
出願日: 1994年12月16日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】【目的】電波不感地帯をもサービスエリアとする移動体通信システムにおいて、時間帯によって人間の生活パターンが異なることに起因する通信トラフィック量の時間的変動にかかわらず、周波数の有効利用を図ることができる移動体通信システムを提供すること。【構成】電波不感地帯DF 内の移動局1との間で無線通信を実現する際に必要な中継局4には、基地局3との間で実際に電波のやり取りを行う指向性を有する対基地局中継アンテナ9が備えられている。アンテナ9は、制御装置によって制御される駆動装置によってその向きが3次元的に変えられ、アンテナ9の指向性は変化する。指向性の変化処理は、1日の予め定める時間帯ごとに行われ、向けるべき方向は各時間帯において使用していない通信チャネルが相対的に多い基地局3である。その結果、通信チャネルを有効利用できる。
請求項(抜粋):
予め設定された複数の無線ゾーンごとに設置され、複数の通信チャネルのうちいずれかの通信チャネルで移動局と無線通信を行うことができる複数の基地局と、電波不感地帯内の移動局と無線通信を行うことができる対移動局中継装置と、この対移動局中継装置と無線または有線で通信を行うことができるとともに、指向性のある中継アンテナを有し、この中継アンテナを介して上記複数の基地局のうちいずれかの基地局と無線通信を行うことができる対基地局中継装置とを含む移動体通信システムであって、1日を複数に分割した時間帯と各時間帯において使用していない通信チャネルが相対的に多い基地局との対応関係が記憶された記憶手段と、時間帯を認識する時間認識手段と、上記記憶手段に記憶された対応関係に基づいて、上記時間認識手段において認識された時間帯に対応する基地局に上記中継アンテナの指向性を向ける指向性制御手段とを含むことを特徴とする移動体通信システム。

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