特許
J-GLOBAL ID:200903073870634008

車両車軸の疲労監視装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-053188
公開番号(公開出願番号):特開平9-243518
出願日: 1996年03月11日
公開日(公表日): 1997年09月19日
要約:
【要約】【課題】車軸疲労状態の評価、疲労損傷発生に至るまでの余寿命推定、及び定期検査時の保守実施判定を行うことが可能となる車両車軸の疲労監視装置を得る。【解決手段】走行中の車両の車軸1の応力をセンサ2で計測した中から1の疲れ限界より大きいデータを抽出するフィルタリング手段31、該抽出データを所定期間入力し、該入力毎に抽出した応力振幅値を累積加算する計算手段32、1と同類の車軸に関する過去の走行で生じた疲労損傷の発生確率と前記疲労損傷が発生するまでに作用した応力振幅値累積値の疲労損傷の発生確率データを格納したデータベース33、該疲労損傷の発生確率データ上での許容不可能な疲労損傷の発生確率の下限値を与える応力振幅値の累積値から、32で計算した応力振幅値の累積値を減算し、該減算値が零又は負値である場合、1の疲労余裕はなしと評価する評価手段34を具備したもの。
請求項(抜粋):
走行中の車両の車軸に作用する応力振幅値のデータを計測する応力計測手段と、前記応力計測手段で計測した応力振幅値の中から前記車軸の疲れ限界より大きい応力振幅値を持つ応力データを抽出するフィルタリング手段と、前記フィルタリング手段で抽出した応力データを所定期間入力し、該入力毎に、前記抽出した応力振幅値を累積加算して応力振幅値の累積値データを計算する累積応力計算手段と、前記車軸と同類の車軸に関する「過去の走行で生じた疲労損傷の発生確率と前記疲労損傷が発生するまでに作用した応力振幅値の累積値」の発生確率データを格納した疲労損傷データベースと、前記疲労損傷データベースからの疲労損傷の発生確率データを入力し、前記疲労損傷の発生確率データ上での許容不可能な疲労損傷の発生確率の下限値を与える応力振幅値の累積値と、前記累積応力計算手段で計算した前記応力振幅値の累積値とを比較して前記車軸の疲労度を評価する疲労余裕評価手段とを具備した車両車軸の疲労監視装置。

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