特許
J-GLOBAL ID:200903073888206488
軸流ガスタービン・エンジンのシール構造
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-308570
公開番号(公開出願番号):特開平7-233735
出願日: 1994年12月13日
公開日(公表日): 1995年09月05日
要約:
【要約】【目的】 冷却空気の必要量を最小にでき、外側エアシールの有効寿命を伸ばすのに必要な冷却を行うことができる外側エアシールを提供する。【構成】 ガスタービン・エンジンの外側エアシール(11)は多数のアーチ形シール・セグメント(19)からなり、各々が1以上の内部冷却流路(43)を備えている。各々のシール・セグメントは、シール面(31)に対向し且つシール面から離間した冷却液供給面(40)と、シール面から冷却液供給面まで延びる第1および第2の端面(56、58)を備えている。各々の端面は、略平面の垂直面(60、62)と、100度乃至140度の開先角度で交差する略平面の傾斜面(64、66)とを備え、冷却液供給面は第2の端面に隣接する多数の冷却オリフィス(41)を備えている。少なくとも一つの冷却流路(43)が第1の端面を横切って第2の端面の手前まで延びており、冷却オリフィスを介して冷却液供給面に連通している。
請求項(抜粋):
回転軸と、該回転軸から外側に延びる多数のタービン・ブレードを有するタービン段の少なくとも1段を作動流体が流れるために前記回転軸と同中心に配置され且つ静的構造に囲まれた環状流路と、前記1段のタービン段の径方向外側の前記静的構造に固定され且つ前記作動流体から熱を吸収する環状シールを有し、前記タービン・ブレードが前記環状シールに対して第1の方向に回転する軸流ガスタービン・エンジンのシール構造において、前記環状流路の回りで周方向に延びる多数のアーチ形シール・セグメントからなり、各々のシール・セグメントが前記タービン・ブレードから径方向外側に離間して配置され、各々のシール・セグメントが、第1の端部と該第1の端部の反対側の第2の端部とを有し、前記回転軸との間の距離と等しい曲率半径を有するアーチ形シール面と、前記シール面に対向し且つ前記シール面から離間して配置するとともに、内部を貫通して延びる多数の冷却オリフィスを有する供給面と、前記第1の端部の全体に渡って延び且つ前記シール面から前記供給面まで延びる第1の端面であって、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差し且つ前記第1の方向に傾斜した略平面の傾斜面とを有する第1の端面と、前記第2の端部の全体に渡って延び且つ前記シール面から前記供給面まで延びる第2の端面であって、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差し且つ前記第1の方向に傾斜した略平面の傾斜面とを有する第2の端面と、前記シール面から前記供給面まで延び且つ前記第1の端面から前記第2の端面まで延びる第1の側面および第2の側面と、前記第1の端面から前記第2の端面の方に延び、前記シール面と前記供給面と前記側面との間に配置され、前記第1の端面と交差し且つ前記第2の端面の手前まで延び、前記冷却オリフィスの少なくとも一つを介して前記供給面に連通する少なくとも一つの冷却流路とを有し、各々のシール・セグメントが、隣接するシール・セグメントから周方向に離間してセグメント間の間隙を形成し、前記供給面からの冷却空気が前記冷却オリフィスの一つを介して前記冷却流路に入り、前記冷却流路内を第2の方向に流れ、前記冷却流路を出て、前記第1の端面において前記セグメント間の間隙の一つに入り、前記セグメント間の間隙から前記エンジンの作動流体内に放出されることを特徴とする、軸流ガスタービン・エンジンのシール構造。
IPC (3件):
F02C 7/28
, F01D 11/00
, F02C 7/18
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