特許
J-GLOBAL ID:200903073903822751

引抜き可能な自己偏斜針と最小のプランジャーを有する安全シリンジ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹本 松司 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-222442
公開番号(公開出願番号):特開平9-038204
出願日: 1995年07月28日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【目的】 引抜き可能な自己偏斜針と最小のプランジャーを有する安全シリンジ。【構成】 シリンジの前部に通常保持される中空の針と、薄盤プランジャーに形成された矢頭形の連結部材と、プランジャーに嵌着されて注射のためにプランジャーをスライド可能にシリンジ内に保持させておくために環状リングと、プランジャー上に形成され中空の針の後部に凹設された偏斜ソケットと結合可能な連結部材を包括し、該偏斜ソケットは、針軸がシリンジ中心線に縦に形成されるシリンジ軸と一直線を呈するようにシリンジに装着される通常の場合において針の針軸から傾斜する縦の円錐軸を有する円錐形に形成される。プランジャー及び強制的に連結部材と偏斜ソケットで結合されてプランジャーに結合された針とがシリンジの空洞部へと引き抜かれると、針は傾斜して引き抜かれた針がさらに外に突出するのを防ぐ。
請求項(抜粋):
一シリンジ装置とされて、液状薬剤を収容するための空洞部を有するシリンジシリンダと、該シリンジシリンダの前部に形成され貫穿する中央開口を有するスリーブ部と、中央部に縦に定義されるシリンジ軸を含むものと、一針装置とされて、上記シリンジ装置のスリーブ部内に保持されるシャンク部上に固着された中空の針を含み、該針装置の該中空の針の後部には円錐底を有し略円錐形に凹設された偏斜ソケットと、該円錐底から前方に先細りする円錐の頂点と、該円錐頂点と一直線を呈すると共に中央に縦に定義され針軸から斜めに鋭角に別れる縦の円錐軸とを有するものと、一プランジャー装置とされて、上記針装置を経て注射用に上記シリンジシリンダ内の液状薬剤を押し出すためにシリンジシリンダ内に滑動可能に保持され、連結部材を有し、該連結部材の前端に矢頭形部分が形成されて該矢頭形部分は操作により強制的に上記偏斜ソケットに挿入されて針装置と連結して針装置後部に弾性回復エネルギーを保有させ、プランジャーとプランジャーに連結された針装置がシリンジシリンダ内へと引き抜かれると該針装置は自動的に回復して該針装置は斜めに傾けられシリンジ装置から外部への針装置の再突出を防止するもの、以上を含む一種の安全シリンジであって、上記プランジャー装置は、前部に頸部で連結された矢頭形部分を有する一薄盤プランジャーと、該薄盤プランジャー周囲に凹設された環状凹所に嵌め込まれてシリンジシリンダ内にプランジャーを滑動可能に保持する環状パッキンリングとを含み、該矢頭形部分はその後端部に環状に配されたラチェット歯と共に形成され、該プランジャーはプランジャーに連結して後方に突き出てプランジャーハンドル上に固定されたプランジャーロッドを有し、上記針装置の偏斜ソケットは、ラチェット歯凹所を有し、該ラチェット歯凹所は針の後部に環状に凹設されて該偏斜ソケットの円錐底から放射状に後方へと先細りし、プランジャー装置の矢頭形部分上のラチェット歯と強固に結合して注射完了後に針装置とプランジャー装置を安定して結合させることを特徴とする、引抜き可能な自己偏斜針と最小のプランジャーを有する安全シリンジ。

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