特許
J-GLOBAL ID:200903073982374602

過給機付内燃機関の過給圧制御方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 昌明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-169843
公開番号(公開出願番号):特開平7-077051
出願日: 1993年06月17日
公開日(公表日): 1995年03月20日
要約:
【要約】【目的】 過給機付内燃機関の吸気管内の過給圧を、内燃機関の特性に適合するように制御する。【構成】 内燃機関20の吸気管22内の圧力空気はリリーフ弁42を付設した蓄圧タンク41内に設定圧力Poで貯留され、電気制御式切換弁装置46が連通したとき、電気制御式レギユレータ44で制御空気圧Paに調圧されてアクチユエータ30の圧力室33に印加される。内燃機関の回転速度Neは回転速度センサ51により、吸気管22内の過給圧Pは圧力センサ54によりそれぞれ検出され、CPUを備えた電気制御回路50は検出した過給圧Pを記憶している目標過給圧Piと比較し、過給圧Pより目標過給圧Piを差し引いた差圧△Pが、負の値であるときアクチユエータ30の圧力室33を外気に連通し、前記差圧△Pが正の値であるとき前記差圧△Pに対応する制御空気圧Paをアクチユエータ30の圧力室33に印加してウエイストゲートバルブ12を開き、吸気管22内の圧力を前記差圧△Pだけ低下させるように過給圧制御を行なう。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気管に過給機より供給される過給圧の大きさに対応する制御空気圧をアクチユエータの圧力室に印加し、該アクチユエータの可動部材の移動量に応じて前記内燃機関の排気管より前記過給機に供給される排気ガスの一部をバイパス通路に排出するウエイストゲートバルブを開閉せしめる過給機付内燃機関の過給圧制御方法において、a)前記内燃機関の回転速度Nを回転速度検出手段により検出し、b)前記内燃機関の吸気管内の過給圧Pを圧力検出手段により検出し、c)過給圧制御のため予め設定した内燃機関の回転速度Neと該回転速度Neに対応した目標過給圧Piとを記憶する第1のメモリ手段から、前記検出した内燃機関の回転速度Nに対応する目標過給圧Piを読み出して前記検出した過給圧Pから前記目標過給圧Piを差し引いた差圧△Pを演算して、該差圧△Pが正であるか否かを比較手段により判定し、d)前記比較手段が前記差圧△Pは零または負の値であると判定したときは、前記アクチユエータの圧力室を外気に連通させるとともに、前記過給機より前記内燃機関の吸気管に供給される過給圧の空気を圧力制御弁を介して脈動防止用蓄圧タンクに供給して前記圧力制御弁により定められる設定圧力Poの圧力空気を貯留させ、e)前記比較手段が前記差圧△Pは正の値であると判定したときは、過給圧制御のために前記第1のメモリ手段に設定した目標過給圧Piに付加すべく内燃機関の回転速度に対応せしめて定めた制御用差圧△Piと、内燃機関の吸気管内の過給圧が前記目標過給圧Piを前記制御用差圧△Piだけ超えたときに前記内燃機関の吸気管内の過給圧を前記制御用差圧△Piに相当する圧力値だけ低下せしめる前記ウエイストゲートバルブの移動量を定める前記アクチユエータの圧力室内の制御空気圧Paとの関係を記憶する第2のメモリ手段から、前記検出した回転速度Nにおける差圧△Pに等しい制御用差圧△Piに対応する制御空気圧Paを読み出して、該蓄圧タンクと前記アクチユエータの圧力室との間の空気通路に配設した連続的に調圧制御可能の可変式絞りを備えた電気制御式レギユレータに前記第2のメモリ手段から読み出した前記制御空気圧Paに比例した電気信号を出力して、前記アクチユエータの圧力室に前記設定圧力Poの圧力空気を前記制御空気圧Paに調圧した制御空気圧を印加するとともに、前記アクチユエータの圧力室を前記蓄圧タンクに連通せしめ、f)以下a)〜e)の工程を繰り返すことを特徴とする過給機付内燃機関の過給圧制御方法。

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