特許
J-GLOBAL ID:200903074021151008

インク噴射印字装置の保守ステーション用蓋被せ手段

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小堀 益
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-226943
公開番号(公開出願番号):特開平7-148933
出願日: 1994年09月21日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【目的】 印字ヘッドのノズル面と蓋シール間に非平行による角度不整が存在しても、印字ヘッドのノズルを密封できるインク噴射印字ヘッドの保守ステション用の蓋被せ装置を提供すること。【構成】 印字ヘッド12が保守ステーション28に転移されると、蓋被せキャリッジ40に取付けられた蓋組立体46のハウジング58がカム82とピニオンギア84により直交方向に移動される。ハウジング58のばね44はばね案内部62を印字ヘッド12のノズル面23に向かって付勢する。ばね案内部62は球面凹部66を有する印字ヘッドと対向する表面64を備え、蓋43はばね案内凹部66内に係合される球状突起70を有する裏面69を備えているので、ハウジング58のばね44の力はその蓋43の裏面69の中心に付加される。ばね案内部62の凹部66と係合する蓋43の裏面69の突起70により、蓋43は旋回でき、蓋43と印字ヘッド12のノズル面23間の角度不整が補償される。
請求項(抜粋):
並進運動可能なキャリッジに取付けられて印字域から保守ステーションと対面する位置に並進してまたその印字域に戻る、ノズルを含むノズル面を有する印字ヘッドを備える方式のインク噴射印字装置の保守ステーションにおいて、その保守ステーションが、保守ステーションの位置に向かって及びそこから離れるカートリッジの並進に対応して、印字ヘッドのノズル面に向かって及びそこから離れるように移動するように作動可能なハウジングと、ハウジング内に位置する2つの互いに対向する表面を有し、その1つの表面に中心に設置された曲線からなる幾何学的形状を有し、他の案内面がハウジングに面しているばね案内部と、ハウジングに面するばね案内面と接触してハウジング内に取付けられて、ばね案内部を所定の力でハウジングから離れる方向に付勢するばねと、1つの凹部と1つの平面を画成する密閉壁を備える蓋であって、その密閉壁は弾性材料によって被覆された上端を有し、その平面は密閉壁と直交してかつばね案内部の曲線からなる幾何学的形状と相補的な中心に設置された曲線からなる幾何学的形状を有し、その蓋は曲線からなる幾何学的形状のそれぞれが互いに接触した状態でハウジングに対して滑動自在に接続され、ばね力は蓋をハウジングに対して相対的にかつ曲線からなる幾何学的形状のそれぞれを介して印字ヘッドのノズル面に向かって移動するように付勢し、これによって、蓋の上端を印字ヘッドのノズルの周囲に弾性材料で均一に密封することが可能となるような蓋と、によって構成されることを特徴とする保守ステーション。

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