特許
J-GLOBAL ID:200903074026374986

高速切削加工で外周刃がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製スクエアエンドミル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-326297
公開番号(公開出願番号):特開2003-127020
出願日: 2001年10月24日
公開日(公表日): 2003年05月08日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 高速切削加工で外周刃がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製スクエアエンドミルを提供する。【解決手段】 超硬合金基体の底刃面に円筒状切り込み有底孔が切刃部の長さ方向に同心に存在し、前記円筒状切り込み有底孔には重質の炭化タングステン基超硬合金で構成された円筒状チップが嵌着された構造を有し、切刃部の超硬合金基体の本体を、Co:8〜10質量%、炭化クロムおよび/または炭化バナジウム:0.1〜1.5質量%、必要に応じてTaとNbの複合炭化物:0.1〜1.5質量%、炭化タングステン:残り、からなる配合組成を有する圧粉体の焼結体で、円筒状チップを、Co:0.5〜2質量%、炭化タングステン:残り、からなる配合組成を有する圧粉体の焼結体で構成すると共に、上記円筒状チップの直径を切刃部の外周刃の外径の25〜45%、同長さを切刃部の長さの20〜40%にそれぞれ相当する寸法としてなる。
請求項(抜粋):
切刃部とシャンク部からなり、少なくとも前記切刃部が、炭化タングステン基超硬合金で構成された超硬合金基体の表面に、組成式:(Ti1-XAlX)N、同(Ti1-XAlX)C1-mNm、同[Ti1-(X+Y)AlXSiY]N、および同[Ti1-(X+Y)AlXSiY]C1-mNmで表わした場合、厚さ方向中央部のオージェ分光分析装置による測定で、原子比で、X:0.35〜0.70、Y:0.01〜0.10、m:0.50〜0.99を満足するTiとAlの複合窒化物層、TiとAlの複合炭窒化物層、TiとAlとSiの複合窒化物層、およびTiとAlとSiの複合炭窒化物層のうちのいずれかの単層、または2種以上の複層からなり、かつ0.5〜7μmの平均層厚を有する硬質被覆層を蒸着形成してなる表面被覆超硬合金製スクエアエンドミルにおいて、前記切刃部の超硬合金基体の底刃面に円筒状切り込み有底孔が切刃部の長さ方向に沿って同心に存在し、前記円筒状切り込み有底孔には相対的に重質の炭化タングステン基超硬合金で構成された円筒状チップが嵌着された構造を有し、上記切刃部の超硬合金基体の本体を、Co:8〜10質量%、炭化クロムおよび/または炭化バナジウム:0.1〜1.5質量%、炭化タングステン:残り、からなる配合組成を有する圧粉体の焼結体で、上記円筒状チップを、Co:0.5〜2質量%、炭化タングステン:残り、からなる配合組成を有する圧粉体の焼結体で構成すると共に、上記円筒状チップの直径を切刃部の外周刃の外径の25〜45%、同長さを切刃部の長さの20〜40%にそれぞれ相当する寸法としたこと、を特徴とする高速切削加工で外周刃がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製スクエアエンドミル。
IPC (2件):
B23C 5/16 ,  B23C 5/10
FI (2件):
B23C 5/16 ,  B23C 5/10 Z
Fターム (1件):
3C022KK03

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