特許
J-GLOBAL ID:200903074058985987

細胞接着の阻害剤としての置換プリン誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-507836
公開番号(公開出願番号):特表2003-503497
出願日: 2000年06月26日
公開日(公表日): 2003年01月28日
要約:
【要約】本発明は、式Iの化合物、それらの生理学上許容できる塩及びそれらのプロドラッグに関する。式Iの化合物は、価値のある薬理学的に活性な化合物である。これらはビトロネクチン受容体拮抗薬及び細胞接着の阻害剤であり、細胞-細胞相互作用プロセス若しくは細胞-基質相互作用プロセスにおけるビトロネクチン受容体とそれらのリガンドとの間の相互作用に基づく病気又はかかる相互作用に影響を及ぼすことによって予防し、緩和させ若しくは治療することができる病気の治療及び予防に好適である。これらは、例えば破骨細胞による骨吸収を阻害するため、従って骨粗鬆症を治療及び予防するために適用することができ、又は望ましくない血管形成若しくは血管平滑筋の細胞の増殖を阻害するために適用することができる。本発明はさらに、式Iの化合物の製造方法、それらの特に医薬品中の活性成分としての使用及びそれらを含有する製薬組成物にも関する。【化1】(ここで、B、D、E,G、X、Y、Z、R1,R2及びsは特許請求の範囲に示す意味を有する。)
請求項(抜粋):
式Iのすべての立体異性体の形若しくはすべての比の混合物の形の化合物、又はその生理学上許容できる塩:【化1】{式中、Bは(C1〜C18)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル-、(C5〜C14)-アリール、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル-、(C5〜C14)-ヘテロアリール、(C5〜C14)-ヘテロアリール-(C1〜C8)-アルキル-、フッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、シアノ、トリフルオルメチル、ニトロ、ヒドロキシカルボニル-、(C1〜C6)-アルコキシ、(C1〜C6)-アルコキシ-(C1〜C6)-アルキル-、(C1〜C6)-アルコキシカルボニル-、(C1〜C6)-アルキルカルボニル-、(C5〜C14)-アリールカルボニル-、(C1〜C6)-アルキルアミノカルボニル-、(C1〜C6)-アルコキシ-(C1〜C6)-アルコキシ-、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルカルボニル-、(C1〜C6)-アルカノイルアミノ-、(C1〜C6)-アルキルスルホニルアミノ-、(C5〜C14)-アリールスルホニルアミノ-、(C1〜C6)-アルキルアミノ-、ジ-((C1〜C6)-アルキル)アミノ-、(C1〜C6)-アルキルスルホニル-、アミノスルホニル-、(C5〜C14)-アリールスルホニル-、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルスルホニル-、(C5〜C14)-アリール若しくは(C5〜C14)-ヘテロアリール(ここで、すべての残基Bは互いに独立的であって同一であっても異なっていてもよい)であるか、又は基G及びZを含有する6員環と縮合した芳香族若しくは非芳香族環を表わすか、のいずれかであり、 Dは-C(O)-N(R6)-、-NR6-C(O)-、-NR6-C(O)-N(R6)-、-NR6-C(S)-N(R6)-、-C(S)-N(R6)-又は-C(R6)=N-N(R6)-(ここで、Dが表わす二価残基はそれらの右側の自由結合を介して基Eに結合する)であり、 Eは次のもの:【化2】【化3】【化4】【化5】R6-C(=NR6)-NR6-及びR6R6'N-C(=NR6)-より成る群から選択される残基であり、 GはN、CH又はC((C1〜C4)-アルキル)であり、 Xは水素、-NR6R6'、フッ素、塩素、臭素、-OR6、-SR6、ヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル-NH-、(ヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル)2N-、アミノ-(C1〜C6)-アルキル-NH-、(アミノ-(C1〜C6)-アルキル)2N-、ヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル-O-、ヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル-S-又は-NH-C(O)-R6であり、 YはR6の意味の内の1つを有するか、又はフッ素、塩素、臭素、シアノ、-NR6R6'、-OR6、-SR6若しくはヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル-NH-であるか、のいずれかであり、 ZはN又はCHであり、 R1は(C1〜C18)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル-、(C5〜C14)-アリール、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル-、(C5〜C14)-ヘテロアリール又は(C5〜C14)-ヘテロアリール-(C1〜C8)-アルキル-(ここで、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びアルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、トリフルオルメチル、ニトロ、ヒドロキシカルボニル-、(C1〜C6)-アルキル、(C1〜C6)-アルコキシ、(C1〜C6)-アルコキシ-(C1〜C6)-アルキル-、(C1〜C6)-アルコキシカルボニル-、(C1〜C6)-アルキルカルボニル-、(C1〜C6)-アルキルアミノカルボニル-、(C1〜C6)-アルコキシ-(C1〜C6)-アルコキシ-、(C5〜C14)-アリールカルボニル-、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルカルボニル-、(C1〜C6)-アルカノイルアミノ-、(C5〜C14)-アリールスルホニルアミノ-、(C1〜C6)-アルキルスルホニルアミノ-、(C1〜C6)-アルキルアミノ-、ジ-((C1〜C6)-アルキル)アミノ-、(C1〜C6)-アルキルスルホニル-、(C1〜C6)-アルキルアミノスルホニル-、(C5〜C14)-アリールアミノスルホニル-、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルアミノスルホニル-、(C5〜C14)-アリールスルホニル-、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルスルホニル-、(C5〜C14)-アリール及び(C5〜C14)-ヘテロアリールより成る群から選択される同一の又は異なる置換基で1回、2回又は3回置換されていてよい)であり、 R2は-C(O)R5、-C(S)R5、-S(O)pR5、-P(O)R5R5'又は窒素、酸素及び硫黄より成る群から選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有する4員〜8員の飽和若しくは不飽和ヘテロ環の残基であり、 R3は(C1〜C18)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル-、(C5〜C14)-アリール、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル-、(C5〜C14)-ヘテロアリール、(C5〜C14)-ヘテロアリール-(C1〜C8)-アルキル-、フッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、シアノ、トリフルオルメチル、ニトロ、ヒドロキシカルボニル-、(C1〜C6)-アルコキシ、(C1〜C6)-アルコキシ-(C1〜C6)-アルキル-、(C1〜C6)-アルコキシカルボニル-、(C1〜C6)-アルキルカルボニル-、(C5〜C14)-アリールカルボニル-、(C1〜C6)-アルキルアミノカルボニル-、(C1〜C6)-アルコキシ-(C1〜C6)-アルコキシ-、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルカルボニル-、(C1〜C6)-アルカノイルアミノ-、(C1〜C6)-アルキルスルホニルアミノ-、(C5〜C14)-アリールスルホニルアミノ-、(C1〜C6)-アルキルアミノ-、ジ-((C1〜C6)-アルキル)アミノ-、(C1〜C6)-アルキルスルホニル-、アミノスルホニル-、(C5〜C14)-アリールスルホニル-、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルスルホニル-、(C5〜C14)-アリール又は(C5〜C14)-ヘテロアリールであり、すべての残基R3は互いに独立的であって同一であっても異なっていてもよく、 R4は水素、(C1〜C10)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル-、(C5〜C14)-アリール又は(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル-であり、 R5及びR5'はドロキシル、(C1〜C8)-アルコキシ、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルコキシ-、(C1〜C8)-アルキルカルボニルオキシ-(C1〜C4)-アルコキシ-、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルカルボニルオキシ-(C1〜C8)-アルコキシ-又は-NR6R6'であり、残基R5及びR5'は互いに独立的であって同一であっても異なっていてもよく、 R6及びR6'は水素、(C1〜C18)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル-、(C5〜C14)-アリール(ここで、アリール残基中の1、2、3、4若しくは5個の環炭素原子は窒素、酸素及び硫黄より成る群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてよい)、又は(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル-(ここで、アリールアルキル-残基の-アリール部分中の1、2、3、4若しくは5個の環炭素原子は窒素、酸素及び硫黄より成る群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてよい)であるか、或はR6及びR6'はそれらが結合している窒素原子と一緒になって4員〜8員環系(この環系は、R6及びR6'が結合している窒素に加えて窒素、酸素及び硫黄より成る群から選択される1、2又は3個の環ヘテロ原子を含有することができ且つ不飽和又は飽和であってよい)を形成するか、のいずれかであり、すべての残基R6及びR6'は互いに独立的であって同一であっても異なっていてもよく、 rは0、1、2、3又は4であり、 sは0、1、2、3又は4であり、 vは1、2又は3であり、 pは1又は2であり、 式Iに示したプリン構造の代わりに3-デアザプリン構造、7-デアザプリン構造又は7-デアザ-8-アザプリン構造を示すこともできる}。
IPC (10件):
C07D473/34 361 ,  A61K 31/52 ,  A61P 1/02 ,  A61P 3/14 ,  A61P 5/24 ,  A61P 19/00 ,  A61P 19/10 ,  A61P 29/00 101 ,  A61P 43/00 105 ,  A61P 43/00 111
FI (10件):
C07D473/34 361 ,  A61K 31/52 ,  A61P 1/02 ,  A61P 3/14 ,  A61P 5/24 ,  A61P 19/00 ,  A61P 19/10 ,  A61P 29/00 101 ,  A61P 43/00 105 ,  A61P 43/00 111
Fターム (16件):
4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086AA03 ,  4C086CB07 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086NA14 ,  4C086NA15 ,  4C086ZA67 ,  4C086ZA96 ,  4C086ZA97 ,  4C086ZB15 ,  4C086ZB21 ,  4C086ZC03 ,  4C086ZC21 ,  4C086ZC42

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