特許
J-GLOBAL ID:200903074100864915

疲労強度の高い駆動系機械部品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-300895
公開番号(公開出願番号):特開平5-140726
出願日: 1991年11月16日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、自動車、建設機械の駆動系部品等として使用される、歯車を代表とする機械部品に要求される疲労特性の飛躍的な向上方法を提供する。【構成】 浸炭材表層に発生する不完全焼入れ層と呼ばれる軟質層は疲労強度を低下させるとして従来はこれを低減させる開発が行われてきた。しかしこれを逆に活用する方法を見出した。即ち、0.1〜0.3%C鋼を浸炭あるいは浸炭窒化処理した際に、硬さHV400〜700の不完全焼入れ層を表面より深さ10〜50μm の範囲まで存在させ、その後、硬さHV500以上の投射材を用いて高硬度ショットピーニング処理をすることにより表層圧縮残留応力を飛躍的に増加させ得る。この圧縮残留応力の増加が疲労特性を顕著に向上させる。
請求項(抜粋):
0.1〜0.3%の炭素を含有する鋼を用いて機械部品に成形し、浸炭処理あるいは浸炭窒化処理してビッカース硬度HV400以上700未満の不完全焼入れ層を表面より10μm以上50μm以下の深さまで存在させた後、ビッカース硬度HV500以上の硬度を有する投射材でショットピーニング処理することを特徴とする疲労強度の高い駆動系機械部品の製造方法。
IPC (5件):
C23C 8/80 ,  C21D 1/06 ,  C21D 7/06 ,  C23C 8/22 ,  C23C 8/32

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